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【17.05.11】 韓国の新大統領誕生 日本共産党の見解

朝鮮半島非核化、東アジアの平和と安定など期待(小池書記局長が会見)

「政治、経済の公正と国民生活の向上、平和への強い願いを受けて誕生した新大統領であり、そのもとで北朝鮮の核・ミサイル開発の停止と朝鮮半島非核化、東アジアの平和と安定をめざす対話・交渉の再開への取り組みが強められることを期待したい」と表明し、「日韓両国関係の正常な発展のためには、日本軍『慰安婦』問題を含む両国間の歴史問題が、日本が過去に行った侵略戦争と植民地支配への真摯な反省を土台に解決されることが必要です」と指摘し、「そのために、日本共産党も力を尽くしていきたい」と述べました。

「朝鮮半島平和」へ注力強調 韓国大統領就任の文在寅氏
10日午前、韓国の新しい大統領に中道左派「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)氏が就任。就任式の国民に向けた挨拶で「朝鮮半島の平和のためには何でもする」と強調。米国、日本、中国への訪問の意欲を示し、「条件ができれば平壌にも行く」と明言。北東アジアの平和を構築することで、朝鮮半島の緊張緩和の転機をつくると述べました。
文氏は、「新しい韓国に向けて一歩踏み出した」と強調。朴槿恵(パククネ)前大統領の弾劾・罷免を受けて行われた大統領選挙だったことに触れ、「国民が大韓民国の前途を開いた」と称賛。他党の候補にも国政運営に協力を呼び掛け、「私は、すべての国民の大統領になる」と述べました。
大統領を権威とする、これまでの政治文化の清算を約束。「青瓦台(大統領府)を出て、国民と頻繁に対話する」「国民目線の大統領になる」と語りました。
大統領の罷免にともなって実施された今回の選挙では、通常設けられている約2カ月の政権移行期間はなく、中央選挙管理委員会による当選決定後、即時就任となりました。任期は5年です。(今日のしんぶん赤旗より)

「民主的な国づくりのやり直し」

韓国の文在寅(ムンジェイン)新大統領が「第3期の民主政府を力強く切り開いていく」と宣言しました。金大中(キムデジュン)政権(1998〜2003年)と盧武鉉(ノムヒョン)政権(03〜08年)を引き継ぐ政府だという自負心です。
3人は皆、1987年までの独裁政権下で民主化運動に身を投じた経験の持ち主。とりわけ盧氏とは合同法律事務所を運営したり、盧大統領の秘書室長を務めたり、長年の同志と言える関係でした。
弾劾・罷免された朴槿恵(パククネ)前大統領は、親友を秘密裏に国政の重大懸案に関与させていました。憲法秩序に基づく政府の陰に、秘密の政府を設置したのも同然の「憲政秩序の破壊行為」。民主化の成果を根底から覆す犯罪行為です。さらに収賄疑惑は、独裁時代に形づくられた政経癒着が根深く残っていることも見せつけました。
文氏は就任演説で、「政治は混乱したが、国民は偉大だった。現職大統領の弾劾と拘束を目にして、国民が大韓民国の進むべき道を切り開いてくれた」と称賛。「国民は『これが国なのか』と問い掛けた。文在寅はこの質問から新たに歩み始める。今日から国を国らしくする」と約束しました。
就任演説で「憲法」「民主主義」という言葉を一度も口にせず、「君臨して統治する大統領ではなく、対話して分かり合う大統領になる」と表現しました。
現地メディアは、「やっと独立して国づくりを始めるような気分」という市民の声を伝えています。国民が文氏に託したのは、「民主的な国づくりのやり直し」と言うべき大事業です。(きょうの潮流5月11日より)

韓国の文在寅大統領に志位委員長が祝辞

日本共産党の志位委員長は11日、韓国の新しい大統領に就任した「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)氏に祝辞を送りました。笠井政策委員長・衆院議員が同日、在日韓国大使館を訪れ李俊揆(イジュンギュ)駐日大使、李熙燮(イヒソップ)公使に祝意を伝え、手渡しました。祝辞は以下の通りです。
             ◇
大韓民国大統領 文在寅殿
あなたが大韓民国の第19代大統領に就任されたことを、心から祝福します。
新しい大統領として、国民の期待にこたえ、経済と国民生活の繁栄、北東アジアの平和と安定のために、大きな成功をおさめるよう願っています。
また、日本と韓国の友好と協力の発展を願うとともに、貴国政府と私たちの党との新たな交流の発展を希望するものです。
2017年5月11日
日本共産党幹部会委員長 志位和夫

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