活動日誌−活動日誌
【17.05.04】 老いる家 崩れる街 ―住宅過剰社会の末路― （野澤千絵著）から
私たちは、「人口減少社会」なのに、「住宅過剰社会」という国に住んでいる。
都市部では超高層マンションが林立し、郊外部や地方都市の農地エリアでは無秩序に戸建て住宅地の開発が続いている。
「売れるから建てる」流れが止まらない。供給側は、売りっ放しで済み、購入側は、「住宅は資産」と考えている。
居住地の拡大で税金がどんどん使われる。「負動産化」する住宅（売りたくても買い手がつかない、税金や管理費を払うだけ）
住宅過剰社会を助長している元凶は、自治体による都市計画にある。都市計画とは、個々の建築活動が都市全体に大きく影響を及ぼさないように、都市全体の土地利用を総合的・一体的観点から適正に配分・配置するためにあるもの。
私たちに残された時間は長くない。もっとも迷惑を被るのは、私達の子供や孫達。
【提案】住宅過剰社会から脱却するための７つの方策（日本の病巣からの脱却）
� ー�分たちのまちへの無関心・無意識をやめる
�◆―斬霑輓未筏鐔暫鰐明僂鬚海谿幣總�やさない
�� 「それなりの」暮らしが成り立つ「まちのまとまり」をつくる
�ぁ―斬陲領�地誘導のための実効性ある仕組みをつくる
�ァ〆�ある住宅・居住地の再生や更新を重視する
�Α―斬陲僚�末期への対応策を早急に構築する
�А，發Π貶眄茲両�来リスクを見極める
子供や孫達のためにやらなければならない都市計画。上の７項目を吟味していきたい。
