活動日誌−活動日誌

【17.05.02】 海上自衛隊の艦船が「米艦防護」(=初の「戦争法」任務)実施

米の戦争に参戦の危険

海上自衛隊最大級の艦船であるヘリ空母「いずも」が1日、横須賀基地を出港し、安保法制=「戦争法」に基づく「米艦防護」を実施しました。
米軍の要請を受け、稲田防衛相が命じていました。
昨年3月の「戦争法」施行後、任務実施は初めてです。
南スーダンPKO(国連平和維持活動)派遣部隊には「駆け付け警護」が付与されましたが、実施はされませんでした。
「米艦防護」は「戦争法」の整備で改定された自衛隊法95条の「武器等防護」に基づくもので、米軍などの艦船を武器を使用して防護することになり、米軍の戦争に参戦する危険性が高まります。

「米艦防護」―「戦争法」発動に強く抗議

日本共産党の志位委員長は1日、日本政府が北朝鮮情勢を悪用し、海上自衛隊のヘリ空母「いずも」に「米艦防護」を命じたことに対し、「安保法制=『戦争法』が発動されたことに強く抗議したい。日本政府は、対話と交渉による解決に力をつくすべきだ」と政府を厳しく批判しました。
志位委員長は、日本政府が「戦争法」に基づく「米艦防護」を海上自衛隊に命じた事態は、二重の問題を引き起こす危険があると指摘しました。
一つは、軍事対軍事の危険なエスカレーションをさらに加速させることです。  
もう一つは、万が一、トランプ政権が北朝鮮に対する軍事攻撃に踏み切った場合、自衛隊が「米艦防護」のために武器使用を行うことになれば、自衛隊が自動的に参戦することになる危険です。
志位委員長は「この地域に破壊的な影響を及ぼす戦争に日本が参戦する危険がある。このような形での安保法制=『戦争法』の発動には絶対に反対だ」と強調しました。

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