活動日誌−活動日誌
【15.08.18】 桑名の介護保険は何処へ行くのだろうか。
「くらしいきいき教室」の「元気アップ交付金」を介護保険の報酬として支払うことを不当とする住民監査請求には理由がなく措置の必要性を認めない。
今年度からの介護保険では要支援１、２で介護保険はずしが行われている。新しい総合事業（介護予防・日常生活支援総合事業）がいくつか行われている。その中の「くらしいきいき教室」の「元気アップ交付金」の給付の中止（介護保険の報酬として支払われるのは不当であるから）を求める住民監査請求が行われた。
「くらしいきいき教室」のサービス内容は、リハビリ専門職がアセスメントを行い、最大６カ月の期間において、週１回以上の通所系サービスによる機能回復訓練と月１回以上の訪問系サービスにより、在宅生活の維持に有効な生活環境調整を行う。被保険者が介護保険を卒業後、地域活動にデビューし、６カ月間を過ごす事が出来た場合に、事業所・ケアマネ・利用者に「元気アップ交付金」が支払われる。
監査委員の判断
１、介護保険の報酬として交付金の交付を規定する法令等はなく、保険者である市長の裁量権の範囲内と認められる。
２、「地域生活応援会議」において、給付抑制に対する措置が図られる。
３、本件交付金事業は、本計画に位置づけられおり、要綱に基づき実施。
４、事業費については、議会の審議を経て可決されている。
監査委員の結論
本件交付金を介護保険の報酬として支払うことを不当とする本請求には理由がなく措置の必要性を認めない。
監査委員の意見
�� インセンティブの付与が給付の抑制につながる事の内容、制度の周知と共に
適切に事業が運営される事を要望する。
�� 交付金の支出科目については慎重に検討されたい。
【疑問点】
�� サービス提供の結果（効果）に基づく加算として交付金を設ける。（国の方針）
�� 「地域生活応援会議」において、サービス提供期間の終了時に利用者の状況
をチームでアセスメントし、ケアプランの妥当性を協議する仕組みを導入し、利用者にとって給付抑制にとならないよう配慮する。（可能だろうか）
