活動日誌−活動日誌

【14.09.06】 リニア建設 本当に進めて大丈夫か 今日の毎日新聞社説より

決めたことは何でもやる。桑名市の病院建設にも共通性がある。

 社説の要旨は、
 JR東海が全費用をまかなうというが、採算面で大きな不安を抱えたまま、踏み出そうとしている。
 リニア中央新幹線には、限界に近付いた東海道新幹線の輸送能力を補うことや移動時間の短縮に加え、東海地震に備えた代替ルートの確保、東海道新幹線の老朽化対応という狙いがある。だが、経済性、環境面、安全性の観点などから、多くの疑問や懸念が指摘されている。
 昨年9月、山田佳臣社長(当時)は、「リニアだけでは絶対にペイしない」と記者会見で明言した。東海道新幹線のもうけで穴埋めする考えのようだが、人口減少と高齢化が進む中、需要の増加どころか現状維持さえ確かとは言い難い。
 万一、経営を揺るがす事態になれば、JR東海だけの問題ではすまなくなる。
 日本の大動脈を独占的に担う、極めて公共性の高い企業であり、税金を使った救済にも発展しかねない。それなのに、国会で包括的な審議がなされることも、国民的議論が盛り上がることもなかった。ここが一番問題だ。国交省は、計画ありき、でゴーサインを出すべきではない。
 東海地震の際の代替ルートというのであれば、リニアでなくてもよいし、北陸新幹線の活用もあろう。まさに国全体に関わる話として検討すべきテーマである。今から本気で議論をしても、遅すぎない。

 環境面、安全性の問題も多く論議されているが、是非国会での国民的論議をお願いしたい。

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