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【14.05.24】 昨日(5月23日)、行政不服審査の口頭陳述が行われました。

厚労省の対応に不満の声。これから裁判へ(8月1日予定)の準備が進められて行く。

 昨日(5月23日)、県の津庁舎で、厚生労働省による生活保護費の引き下げに対する行政不服審査の口頭陳述が行われました。代理人も含め30名程が参加して、今回の事件(昨年8月からの生活保護費の引き下げ)に対して、生活実態から意見を述べました。桑名からは利用者5名(4世帯)と代理人である村田直樹弁護士と私も参加しました。24人が意見を述べました。

 Hさんの口頭陳述
 長崎で5歳のときに被爆しました。生活保護を利用しているために、車を取り上げられ、近くに駅も無く不便な生活をしています。
 昨年8月からの1240円の減額になっています。求職活動をやっていますが、年齢のこともあり、なかなか仕事が見つかりません。
 夫婦2人の生活で1240円下げられました。最低限の生活をやっているのに下げられ、たとえ100円200円でも下げられたら苦しい。生活できるようにお願いしたい。実態として消費税値上がりによる経費の圧迫、冬場の暖房費の値上がり、食費が苦しい。慎ましくして、量を減らしている。買いたいものもたくさんあるが、品数を減らして慎ましくしている。
 具体的には、野菜が好きだが、近くのスーパーでは高くなっているので、買うのを減らしている。遠くへ行けば安く買えるところがあるが、お金がかかるので行けない。今ではスーパーでキャベツ、イモ類、人参、モヤシも2−3割くらい高くなっている。
 辺鄙なところなのでバスしかない。ものすごくバス賃が高い。名古屋市内のバスと比較して高い。桑名駅まで片道330円もかかる。バスしか通っていないから仕方がない。白内障の治療をしたいのだが、通院の交通費もかかるのでためらっている。

 出席できなかった人の訴え(4名分、星野代読)
1、「私は週3回透析をしています。主人は脳梗塞でマヒがあります。二人で食事もなるべく安いものを買い、冬場はお風呂も3回にしたり、煮物などガスをたくさん使わないようにしています。車の使用は許されていますが、ガソリン代も上がっていて余り乗れません。最近、母が亡くなったのですが、香典も出せなかったです。これでは最低の最低の生活です。」

2、 一昨年奥さんを無くし、一人住まい。週に何日かたこ焼き・お好み焼き・天婦
羅の販売。夜間の居酒屋も時々やっている。週3回の透析。白内障も進行。体調も悪い。商売も上手くいかず、疲れだけが残っていく状況。普通の生活をしたい。

3、 男の子3人(中3、中1、小5)の子どもの成長期で食費などに重み、パー
トでほぼフルに働きながら、保護費で補てんして頂いていますが、切り詰めながらの生活を送っています。

4、 昼間は派遣労働。夜間、休日はスーパーでアルバイト。支給は現在0円。幸い
健康ではあるが、文化的な最低限度の生活をしたい。将来に夢を持ちたい。

 厚労省の対応に色々不手際があり不満の声が出ました。(交通費や食事代を出して欲しい。今日の報告のまとめはどうなるのか。意見陳述の内容を三重県と同様に大臣に報告する前に確認させて欲しい。)
これから裁判へ(8月1日予定)の準備が進められて行く。

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