活動日誌−活動日誌

【14.03.06】 今日、一般質問を行いました。

今日は、日本共産党の星野公平です。

 4月から消費税が増税されると私達の暮らしはどうなるのでしょうか。給料は上がらず、年金の引き下げは続きます。来年の4月からは医療に続いて介護保険の大改悪がたくまれています。福祉や社会保障はどうなるのでしょうか。来年度の国家予算の伸びは、社会保障費の伸びより大きくなっています。私たちに何か良い事はあるのでしょうか。社会保障の増大が悪者にされ、社会保障は「自己責任」だと言われてどんどん切り捨てられ、本来、国や自治体が守らなければならない社会的に弱者な方だけでなく普通の人も住みにくい世の中になってきています。
 桑名市の来年度予算は、行財政改革、ブランド元年、ファシリティマネジメントなどに伊藤市長の特徴は表れていますが、住民の皆さんの福祉を真剣に考えているのでしょうか。
 いずれにしても何処かでストップをかけなければなりません。特に、今の安倍政権は、「戦争をする国」にまっしぐらに走っています。
 住みやすく、平和な街にするために、桑名の都市計画、福祉、教育、環境の4点について伺います。
 説明を求めるもの意外、答弁は簡潔にイエス、ノーの感じでお願いします。
 
 一問一答で行います。
 

1、桑名市の都市計画について

(1)駅西土地区画整理事業について
   ? 進行状況と予算の見通しについて
 区画整理は、仮換地指定が終われば、ほとんど終わったものだと言われています。ところが桑名市の進める区画整理事業は、期中に補正予算を組みながら、今年度もまた多額の繰越明許がなされます。これは、住民の皆さんが一応は区画整理事業に同意はしているが、本当のところは納得していないために、移転補償など交渉がうまく行っていないのではないでしょうか。
 現在までの進行状況と予算の見通しはどうなっているのか、桑名市として考えている“遅れている理由”は何だと分析していますか。答弁願います。

(2)都市計画道路蛎塚益生線について
? 未買収地にかかる「土地収用」について
 買収できない理由をどの様に理解され、どの様な手続きを、どれ位の費用で、どれ位の期間で、行おうとしているのか。答弁願います。

(3)駅東開発について                                  
? 「第3期地域福祉計画(案)」に桑名駅の美化等を進め、市民が憩える場所にするとあるが、その対応は
? 桑栄メイトの今後のあり方と市の考え方は 
 私は常日頃、桑名市には都市計画が無い(ビジョンが無い)と言っています。ご存知だと思いますが、「第3期地域福祉計画(案)」には「桑名駅の美化等を進め、市民が憩える場所にする」とありますが、この事について駅東開発に関連して、どう考えていますか。
 桑栄メイトの建物は民間のものなのか、公共性のあるものかどう考えていますか。今南海トラフの大地震が起こったら倒壊は明らかです。桑名市は3つの部屋を所有しています(区分所有者)。桑栄メイトの総会にはいつも白紙委任で出席していません。無責任ではないですか。今後の建て替え問題について、桑名市としてどう考えているのか。答弁願います。(場合によっては、教育委員会、経済環境部にも)

2、桑名市の福祉について

(1)「第3期地域福祉計画(案)」と「地域包括ケアシステム」について
? 地域での医療や介護と看取りに付いて  ? ボランティアとは何か
 「社会保障・税一体改革」が進められ、消費税の大増税が決まり、残りの社会保障改革の多くの分野については「社会保障制度改革国民会議」で議論され、昨年8月に報告書として出されました。桑名市はこの国の内容を特命の副市長が率先して行おうとしています。そして、よく分からない「地域包括ケアシステム」の推進とボランティアの活用を柱とする「第3期地域福祉計画」が「市民会議」を中心にまとめられました。
 2月には、桑名市等の主催で2つの講演会、シンポジウムが行われました。1つは【桑名の在宅医療推進の講演会とパネルディスカッション】市医師会長の講演「超高齢社会と在宅医療」。もう1つは【市民公開シンポジウム】住み慣れた地域で暮らし続けて人生の最期を迎えるために 桑名市における「地域包括ケアシステム」の構築に向けてでした。このシンポジウムで、特命の副市長さんは、皆さんにお伝えしたいことが7つあると言っておられました。
(1)「『地域包括ケアシステム』の構築は、社会保障費の削減のためのもの。」?
(2)「『地域包括ケアシステム』の構築は、『公助』の後退。」?
(3)「要介護から要支援へ、要支援から非該当へ変更されると、介護サービスを利用することができなくなるため、介護保険料が掛け捨てになってしまう。」?
(4)「自宅で人生の最期を迎えることは、夢物語。」?
(5) 「認知症等の高齢者については、施設に入所しないで在宅で生活を継続すると、家族に迷惑を掛ける。」?
(6) 「『地域包括支援センター』は、元気なうちには、無関係。」?
(7) 「桑名市は、他の市町村と比較して立ち遅れている」?       です。

・(1)(2)(3)の社会保障費の削減、『公助』の後退、介護保険料が掛け捨てになるの3つは「イエス」ではないでしょうか。
・(4)自宅で人生の最期を迎えることを「夢物語」とするのか。
・(5)何故、迷惑だと言う概念が出てくるのか。
・(6)(7)地域包括支援センター、桑名市の問いかけは愚問ではないか。
・合わせて、ボランティアをどう考えているのか、5点について答弁願います。

(2)生活保護について                          
? 8月からの変化と「生活困窮者自立支援法」について
 昨日、テレビ愛知で「生活保護課の殺人事件簿」が放映され、過日たけしのテレビタックルでも生活保護問題が取り上げられ、特命係の「相棒」でも生活保護関連での事件が過去に放映されました。視聴者の生活保護に対する関心の高さが伺える訳ですが、間違った方向に行くと困ります。あくまでもナショナルミニマムである最後のセーフティネットです。
 昨年の9月議会で生活保護問題について質問し、保健福祉部長からは立派な答弁を頂きました。8月から生活保護費が引き下げされ、全国で1万人以上の方が、桑名でも何人かの方が、県に国に不服審査請求をされています。引き下げによる影響を桑名市は把握していますか。
 2015年からの「生活困窮者自立支援法」について、各事業について桑名市の準備状況と来年度実施する内容を報告ください。 

(3)国民健康保険について
? 基金を何処まで積み立てるのか
 今年の国保会計決算予想では、5000万円市に返還し、その上、また3億円基金に積み立てるようです。国保税を払っている被保険者に返還すべきではないでしょうか。国保税を下げるとか、一律1万円―3万円の地域振興になる商品券を発行するとか、考えられませんか。(加入世帯か被保険者に)

3、桑名市の教育について

 今日も大橋教育委員会委員長ご出席ありがとうございます。
 12月議会では、教育問題について3点(学力テスト結果の学校別公表、土曜授業、道徳の教科化)伺いました。
 今回、4点について伺います。
(1)「桑名市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書」について 
? 住民への説明責任をどう果たすのか
? 非正規教員の正規化は

 今議会に、「桑名市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書」が提出されました。
 平成25年度の教育委員会の施策における15の基本事業の内、24事業について点検評価がおこなわれています。
 この内容を、住民の皆さんにどの様に説明し、「住民への説明責任」を果たそうとするのですか。桑名市のHPに掲載しそれで終わりということはないですね。
 事業を細かく分析しながら質問する時間がありませんので、1点だけ質問します。
?、豊かな人間性を育む人づくり、1、学校教育、(確かな学力の育成)、?学力向上・生徒指導の充実(中学校対象事業)、?少人数指導の推進(小学校対象事業)の中で、非正規教員の正規化は(予算の関係はあるかもしれませんが)進められているのか答弁願います。

(2)国の教育委員会制度改革について               
? 市教育委員会としての見解は
 安倍首相は、1次内閣の時に、教育基本法の改悪に続いて、教育再生会議をつくり、学校教育法など教育3法の改悪、教員免許更新制の導入、全国一斉学力テストなどを強行しました。
 今度の安倍政権の目指す教育再生は、「戦争できる国」づくりと大企業のもうけのための新自由主義改革「世界で一番企業が活動しやすい国」づくりです。そのために、教科書検定、道徳の教科化、教育委員会制度の改変、学制大改革、大学改革等を行おうとしています。
 教育委員会は、戦前の軍国主義教育の反省から、憲法にそって教育の自主性を守り、権力的支配を防ぐためにつくられ、住民からなる教育委員の合意によって教育行政を執行する機関です。これを首長が教育を支配できるように、教育委員会を首長の諮問機関に変えて、首長が任命・罷免する教育長を執行責任者にして教育を支配する考えです。大阪では橋下市長のもと具体的に実行されておりますが、桑名では伊藤市長その気はないと思いますが、この教育委員会制度改革に対する市教育委員会の考えを伺います。

(3)教育委員会の公開性について
 やっと開催がHPでも知らされるようになりました。しかしながら結果や内容は
公表されていません。医療や介護の部門はどんどん資料などを公開しています。桑名の教育委員会はどうするのですか。

(4)二学期制見直しの検討結果は
 12月議会で約束されました、二学期制見直しの検討結果をご報告ください。

4、市の環境について

(1)「桑名・員弁広域環境基本計画」について                 
? 騒音規制について、条例化はできないか
 桑名・員弁広域連合で「桑名・員弁広域環境基本計画」の作成が進んでいるようです。私はこれを読んで何点か問題があるのではないかと考えています。
1、長良川河口堰の環境影響に触れていない事。(河口堰による環境破壊)
2、リニア新幹線による環境破壊。(特に地下水の枯渇)
3、有害鳥獣の駆除を生物多様性の確保の項で触れている事。
 もう1つは、騒音問題です。
 計画には「住民の快適な生活の確保につながる、騒音、振動、悪臭などの防止について、関係法令に基づく規制や指導の強化、事業者の自主的な取り組み等により、生活環境の維持・向上に努めていきます。」とあり、特に23号線の騒音は最近話題にされませんが重要な問題である(一時日本で一番うるさいといわれた)。桑名市は、木曽岬町のようにどうして問題として取り上げないのでしょうか。それに騒音としては工場が出す騒音があります。現在も最高裁で争われている事例がこの桑名市にあります。騒音規制については、現在、県の条例を基準に判断されていますが、市独自の条例化をつくりより厳しく規制はできませんか。これも桑名ブランドではないでしょうか。

当局の答弁は、録画を再検して報告します。

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