活動日誌−活動日誌

【14.01.14】 明日が桑名・員弁広域環境基本計画(案)に関するパブコメの締めきりだ。

24項目にわたって問題点を指摘します。

1、何故広域計画なのか
「水質や大気などの保全や、ごみ問題、エネルギー問題、生物多様性の損失など、私たちを取り巻く環境に関する課題を解決していくためにも、自治体の境界を越えた取り組みが必要」「環境基本計画を広域で策定することは、桑名・員弁地域が一つのまとまった地域として、一体的な環境の取り組みを推進していくための根幹を形成するもの」と書かれているが、何故広域計画なのか、広域計画の必要性と意義が不明です。(p4)

2、緑の減少の問題を数値で、環境問題としては騒音、日照も
緑の減少の問題を数値で捉えてください。(緑化率が分かるはずです。)
騒音、日照の問題にも言及してください。(p10、p11)

3、今まで行ってきた事やこれから問題になると思われる事は具体的に明記して下さい。
「環境問題を克服し、今日の桑名・員弁地域の良好な環境を築いてきました。しかしながら、ここ桑名・員弁地域でも、社会経済活動の拡大や、地域における人口の増加に伴い、河川の水質汚濁、自動車交通の増加による大気汚染の進行、交通事故の増加、大量消費・廃棄型の生活様式からのごみ問題等、都市・生活型の公害と呼ばれる今日的な環境問題が顕在化しつつあります。このような環境問題の多くは、私たちの社会経済活動や日常の生活からの環境の復元能力を超えるほどの負荷の増大が主原因となっています。」と書かれているが、具体的に明記して下さい。(p16)

4、長良川河口堰ができた事による環境への影響は無視できません。
河川・湖沼の項に 長良川河口堰による環境破壊の問題を追加してください。(p17)

これ以降、他市町のことは分かりませんので桑名市のことのみ意見を述べます。

5、レジ袋の有料化について
レジ袋の削減(有料化)・マイバッグの持参を推進するための取り組みに関して、効果をどう考えているのか、明記すべきではないですか。(p19)

6、RDF化施設の問題について
RDF化施設の今後や効果などにも言及しなければなりません。(p21)

7、クルクル工房(リサイクル推進施設)についてどう捉えるのか
「クルクル工房」の市民の評価・評判を明記すべきです。(p23)

8、アンケート全般について
調査の内容(アンケートの方法等)について詳細を説明すべきです。特にp31の関心ごとの推移は、回答で一人の人がいくつ丸をつけるのかによって変わってきます。(p30−44)

9、「桑名・員弁地域全体で取り組むべきこと」について
「住民が取り組むべきこととして『ゴミの減量に努める』が最も多くなっており、『ごみゼロ社会の実現に向けた取り組み』を重要と考えている人も多くなっている」「自然環境保全のために、地域全体として自然環境と調和した『無秩序な開発の防止』や『緑地や樹木等の保全・保存』が重要であるとの声が多かった」と書かれているが、対策は後の方で出されているのか。(p38)

10、住民アンケート結果について、特に騒音を含む公害防止策は
「住民が事業所に期待すること」として「事業活動による大気汚染、騒音・振動、水質汚濁等に対する公害防止策の徹底」が59.6%あるが、前項同様に対策は後の方で出されているのか。(p42)

11、騒音問題を取り上げてください
「安心・快適な地域づくり」の中で、是非、騒音問題を取り上げてください。(p44)


12、桑名市(他市町は除きます)の環境に関する取り組みの課題について
課題をどの様に抽出したのか。地域会議のようなものをするべきではないか。市町別に住民に問うべき機会を設けるべきではないか。
「必要があります」「重要です」「求められています」となっているが、これで良いのか。
「かけがえのない緑を市民と一体となって守り育てるため、地域や家庭での取り組みを支援する必要があります。」「良好な生活環境を保全するために、一層の監視・測定により、公害の未然防止対策を強化する必要があります。」と書かれているが、具体的にどうするのか、対策は後の方で出されているのか。(p45)

13、公益的機能とは
「公益的機能の保全」の意味が分からない。(p53)

14、国道騒音と水資源について(「リニア新幹線」をどう考えるか)
「住民の快適な生活の確保につながる、騒音、振動、悪臭などの防止について、関係法令に基づく規制や指導の強化、事業者の自主的な取り組み等により、生活環境の維持・向上に努めていきます。」とあるが、特に23号線の騒音は最近話題にされないが重要な問題である(一時日本で一番うるさいといわれた)。木曽岬のようにどうして取り上げないのか。
「水資源については、水源の保全を図り、水需要に応じた適正な水資源の確保に努めていきます。」とあるが、大深度を行く「リニア新幹線」の対策は考えているのか(地下水の枯渇をもたらす)。(p54)

15、基本計画の形について(図・表などビジュアル中心で)
【取り組みの項目】これは、是非一覧表にして下さい。(要望)

16、リサイクル推進施設(クルクル工房)は如何にあるべきか)
? 廃棄物の再使用・再生利用の推進
リサイクル推進施設の形態として、現行の業務委託問題についてどうするのかも明記すべきではないか。(p65)

17、有害鳥獣の駆除は、ここで取り上げるべきなのか
? 生物多様性の確保
この項に「農産物被害の防止のため、有害鳥獣の駆除・捕獲や野生獣が住みつきにくい環境の整備などを進めます。」は生物多様性の確保と矛盾しており、有害鳥獣の駆除は環境問題として取り上げる問題なのか。もし取り上げるのなら別項にすべきです。(p70)

18、農地問題は農業政策であり、ここで取り上げるべきなのか
農地の荒廃防止
国の農業政策の問題であり、ここで捉えるのは的確ではないのではないか。(p73)

19、もっと「住環境」を広義で捉えるべきではないか
? 住環境の向上
「住環境」という捉え方は的確性に欠けるのではないか。
(23号線に関して木曽岬町と同じことも桑名は行うべき)(p76)

20、騒音問題について
? 環境保全等への対応
騒音等について、広域連合でも文章だけでなく、積極的に取り扱って欲しい。(p77)

21、景観を真剣に考え、屋外広告物等の規制も考えて欲しい(長島地区の様に)
? 景観に配慮したまちづくり
「市内各所の景観特性に応じた景観保全・整備等を進めるとともに、屋外広告物等の規制・誘導を行い、本市らしい景観形成を図ります。」とあるが、屋外広告物等の規制も広域連合で行うのか。(p82)
22、緑を守る本気度を示してほしい
? 公園、緑地の充実
「市内に残された緑の確保に努めます。」とあるが、特に市街地の緑を守る政策を立案して欲しいい。(p83)

23、環境教育・環境学習について、出前講座を実施しています
4-(1)環境教育・環境学習の強化  環境学習会の開催
「平成25 年度より、市内小学校において地球温暖化対策の重要性や省エネルギーなどについて出前講座を実施しています。」とありますが、現在の実施状況を明記して下さい。(p84)

24、計画の管理について要望します
「計画全体の進行管理」について、公表はしっかりと行い、住民に徹底し、住民の意見を聞き、フィードバックできるシステムの構築をして下さい。(p92)

(以上)

期待しています。

広域の意味があるとするならば、是非良い計画を作っていただき住民のものとして下さい。
決して業者に頼らないでください。職員が汗を流して完成して下さい。

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