活動日誌−活動日誌

【14.01.05】 「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメント提出

福島の原発事故を本当に反省し、二度と起こさないと決意し、責任あるエネルギー政策を取ると言うのなら、これからも原子力に頼り、原発再稼働や、他国への原発輸出の結論には至らないのではないでしょうか。

 何故、原子力が国産エネルギーとしてエネルギー自給率の中に入れられるのか不明です。(国内の原子力発電所で用いるウランは全量が海外から輸入されているのに。)
 エネルギー政策の4つの基本的視点として、安全性、安定供給、経済負担、環境負荷を考えるのなら原子力と言う答えは出て来ない筈です。
 地球温暖化問題の根本的解決策を出さずに、日本に自信のない温室効果ガス排出量で、国民に電気料金の上昇の原因は原発の停止だと言い訳するのは最低の理論です。
 原子力の利用の拡大を訴え、新興国に原子力の導入をそそのかし、日本の原子力産業を育成する姿勢は世界の笑いものです。挙句の果ては、原子力をめぐる議論は、より国際的な観点でと言っている事は情けない限りです。
 プルサーマルの推進、六ヶ所再処理工場の竣工、MOX燃料加工工場の建設、むつ中間貯蔵施設の竣工、高速炉の研究開発、使用済み核燃料の貯蔵能力の拡大を進める等、すべてとんでもない事です。
 それよりも、使用済み核燃料の問題(地層処分でいいのか)、最終処分場問題、廃炉問題を考えるのが先ではないでしょうか。
 新たな「安全神話」を作り出し、原発の再稼働や他国への輸出なんてとんでもない。アメリカ、フランスと国際協力するのではなくて、ドイツの姿勢を学ぶべきではないでしょうか。企みのある、原子力に関する丁寧な広聴・広報を進める事や原子力に関する教育の充実など全く不必要です。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
以前の活動日誌はこちらからご覧いただけます
RSSフィード(更新情報)