活動日誌−活動日誌
【13.03.02】 長良川河口堰問題 早く開門調査を(河口堰は要らない)
長良川市民学習会主催の勉強会に参加してきました。
今日、3月2日(土)、岐阜市で長良川市民学習会主催の勉強会が開催されました。
テーマは、「長良川河口堰の塩害・洪水」で、講師は、今本博健京都大学名誉教授、在間正史元長良川河口堰建設差止裁判弁護士でした。講演内容は、今本氏の「国交省・水公団による塩水の遡上予測の検証」・「洪水対策に河口堰は必要なかった」、在間氏の「長良川浚渫後の塩害予測の検証」で、粕谷志郎岐阜大学教授・長良川市民学習会代表の「河口堰を開けても塩害は発生しない」のコメント・討論がありました。
講演の内容は専門的で難しいものでした。問題は塩水の遡上問題で、「河口から15Km付近のマウンドで塩水は止まっていたが、浚渫でマウンドをとると塩水は30kmまで遡上するので沿岸の農地に塩害が発生するから河口に堰を作らなければならない」と河口堰事業が説明されてきた。しかし、遡上予測は建設着工後に「長良川河口堰に関する記述報告」で明らかにされ、この報告書の疑問点が指摘され、今回の講演はこの点が詳細報告されました。
参加者の多くは、清流長良川を蘇らせるために1日も早い開門調査を求めるものです。来週からも長良川市民学習会主催の行事が盛り沢山予定されています。