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【12.10.21】 貧困と格差の解消へ 声上げ社会変えよう

昨日、7月にスタートした反貧困全国キャラバンが東京に集結して、反貧困世直し大集会2012が行われました。

「貧困と格差が広がる中で声を上げて社会を変えよう」と「反貧困世直し大集会2012」が20日、東京・芝公園で開かれ、500人が参加しました。
反貧困のネットワークを広げるために7月から全国各地を回った「反貧困全国キャラバン2012」の車2台が会場にゴールしたのを迎え入れて、集会は始まりました。
反貧困ネットワークの代表、宇都宮健児弁護士はあいさつで「政権交代で貧困と格差の解消が期待されたが、貧困率は過去最高になった」と指摘し、「生活保護バッシング報道に便乗して利用抑制や基準引き下げをしようというのは本末転倒だ」と批判。民自公3党が消費税増税をねらっていることにふれ、「金持ちから応分の税金を取り、社会保障を充実すべきだ」と強調しました。
「生活保護」「労働」「貧困と尊厳死」など15テーマで話し合う「スピーカーズコーナー」が設置されました。
「貧困と尊厳死」コーナーでは、「生産性がなく経費がかかる貧困者や患者は経済効率だけを求める社会では切り捨てられる。声をあげよう」などの発言がありました。「生きづらさ」のブースでは、作家の雨宮処凛さんが「この間の生活保護バッシングが激しさを増した背景には、社会の貧困状態が長期化していることがある」と指摘しました。
9カ月の娘を連れて東京都中野区から参加した女性は、「貧困問題は広がるばかりでいっこうに改善の道筋が見えない。どうすべきか考えたい」と参加の思いを語りました。
「年金生活はたいへんだ」と話すのは東京都足立区の男性(76)。「極端に物価が下がっているわけでもないのに年金を下げる。年寄りから削るな。若い人を正規雇用にすべきだ」と強調しました。
生活保護の利用を始めて4年たつという男性(43)は「生活保護が改悪されたら、余計に生きる自信がなくなる。基準引き下げは断固阻止したい」と訴えました。(10月21日しんぶん赤旗より)
三重県からも数名が参加しています。

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