活動日誌−活動日誌

【12.04.04】 代表質疑の残りを紹介します。

福祉(国保税、介護保険料)をもっと真剣に考えさせなければならない。

 日本共産党桑名市議団を代表して、市長に大きく4点、1、不祥事関連問題、2、防災(安心・安全に暮らせるまちづくり)、3、民間への委託問題(効率的なまちづくり)、4、福祉のまち桑名(健康で思いやりのあるまちづくり)、について伺いました。

1、職員の倫理と入札制度について(不祥事関連問題)、
 今議会、職員不祥事問題の解決のために2つ(職員倫理審査会、入札監視委員会)の条例制定が出されています。職員の倫理とは何なのか。「入札監視委員会」と「入札調査委員会」とはどう違うのか。今の中央公契連モデルの変動型の入札制度で良いのか。等々を質しました。そして、幹部に対する人間としての研修の必要性を訴えました。
 【答弁】倫理について、公務員はその職務がより大きく社会に影響するため、公務員に対する社会の期待や信頼に応える行動規範として高い職業倫理が求められており、これを公務員倫理と呼んでいる。公務員として求められている市政や心構えを身に付け、公務員倫理の保持、倫理意識を高めることに努め、市民の皆さんから信頼される行動をしていく必要があると思っている。
入札監視委員会は、市の発注した工事等において、入札及び契約の過程並びに契約の内容が適正であったかどうかを審査することで、入札及び契約の適正化を図る。入札調査委員会は、入札に関わる談合情報があった場合に、その情報に対し適格な対応を実施することにより、適正な入札を確保する。今の最低制限価格制度は今後検証し検討していく。

2、防災に関して
 災害時に水道水をどう確保するか。水道がストップした場合の桑名市の対応、独自の市民への水の提供の方法をお示しください。
また、災害時に市民の方、一人一人に避難方法まで具体的に徹底することを求めました。
 【答弁】?市内にある20の配水地に貯水した水を給水装置などで飲料水・消火活動等に活用する。?長島には60㎥の災害用貯水槽がある。?車載用の給水タンクが24基あり一時的に対応する。

3、公の施設の管理・運用について
 図書館のPFIは、ワーキングプアを生み出し、公園等の指定管理はまともな管理をしていません。母子生活支援施設山崎苑の民間への運営委託や小学校給食の民間委託は止めるべきです。
桑名駅北有料駐輪場の会計収支は、平成18年第1回定例会での都市整備部長の答弁では、利用収入3800万円、支出2200万円、差額+1600万円を建設費の償還に充当するとの事であったが、現在どうなっているのか。
 【答弁】平成19年度、利用収入2450万円、支出2630万円、差額―180万円。平成22年度、利用収入2076万円、支出2395万円、差額−319万円。
◎とんでもない赤字です。この様な民間への委託(PFI、指定管理、業務委託)は、状況を分析し再考を求めました。

4、福祉のまち桑名市にするために
(1)国民保険税の値下げを
 りっぱな病院ができても、お金がなければ病院にかかれません。保険証が無ければ、多額の医療費が請求されます。最近の国保税の滞納者に対する取立てはすぐに県の「回収機構」送りになり、僅かな預金も差し押さえられる等、酷いものがあります。国保会計は今年度補正で基金に2億円積み立て(累計で6億7000万円に)、市に5000万円返します(返せとは言っていませんが)。今こそ市長の英断で、誰もが払える国保税への第一歩として、1世帯あたり1万円以上の保険税の値下げが可能です。やられませんか。
 【答弁】健全な保険財政の維持のため、緊急時に備える。
(2)介護保険料の値上げストップ
 65歳以上の方の介護保険料が17%も値上げされ、自動的に年金から引き落とされていきます。何故こんな保険料になったのか。一般財源からの繰り入れは。
 【答弁】基金より取崩して上昇の抑制に努めた。基準外の繰入は考えていない。
◎65歳以上の方の給付額の21%負担は嘘で、基金取崩額以上の調整交付金相当額との差額が負担させられている。

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