活動日誌−活動日誌

【12.04.06】 リニアは止まらない 朝日新聞(4月6日)「耕論」より

日本の未来にリニア新幹線は必要なのだろうか。

次の3氏が意見を述べている。

堺屋太一(作家・経済評論家、橋下大阪市長の特別顧問)
 国民的な夢になって欲しい。官僚主導の一極集中政策が地方の衰退を招いた。国土総合プロデュースを同時に行ってこそリニア効果が大きくなる。大阪まで同時着工すべき。今のリニア構想は技術屋の発想から抜け出していない。(と一部批判的。)

橋山禮治郎(千葉商科大客員教授)
 優先すべきは、在来新幹線の超耐震工事。全線開通の時には日本の人口は3000万人減少している。地下トンネル走行の安全性、南アルプス直下の難工事、自然破壊、緊急時の乗員体制、地下からの避難体制、大量の電力消費、電磁波の人体への影響など不安が沢山ある。需要があるはず、事故があるはずはない、という「はずプロジェクト」という甘い見通し。ドイツでは、政府が、一度決めたリニア計画を、採算性・利便性・連結性等から見直し、撤退を決めた。日本にも政治主導が欲しい。

関川夏央(作家・評論家)
 リニアは汽車でなく飛行機です。鉄道ファンは反応しない。旅情とは縁がない。人口の3分の一が65歳以上の社会で、東京、大阪間を67分で往来したい人がどれだけいるのか。JR東海単独でなく国や他の交通機関と共同で建設・運営していく方がより効率的であり、それが本筋ではないか。

やっぱり、止めるべきではないか。マスコミも動員した世論つくりが必要です。三重県内で亀山だけ(1県1駅の候補地)の問題ではない。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
以前の活動日誌はこちらからご覧いただけます
RSSフィード(更新情報)