活動日誌−活動日誌

【12.01.13】 原発ゼロ 3・11全国行動を 「全国連絡会」運営委がアピール

桑名でも成功させなければ

 「原発をなくす全国連絡会」運営委員会は12日、東日本大震災と東京電力福島原発事故から1年となる3月11日に原発ゼロをめざす全国いっせい行動をおこそうと呼びかけるアピールを発表しました。(本文別記参照)
 アピールは、津々浦々で行動を広げようとのべ、「『3・11』が『原発ゼロ』への大きな歴史的転機となるよう力を合わせましょう」と呼びかけています。
 これに呼応して、桑名市内でも集会とデモ行進の体制が取れるよう準備をしなければなりません。

アピール「原発ゼロをめざす3・11全国いっせい行動」

               (2012年1月11日 原発をなくす全国連絡会運営委員会)
 私たちは、東日本大震災と福島原発事故から1年の3月11日、「原発ゼロ」をかかげて全国で声をあげ、行動することを呼びかけます。
 福島原発事故から10カ月が経過しました。多くの被災者が避難を余儀なくされたままで、放射能の除染と事故の賠償も本格的にはこれからの課題です。原発事故はいまだ収束せず、事故の原因も明らかになっていません。
 福島第1原発事故に関する政府の「事故調査・検証委員会」の中間報告が昨年末公表されましたが、「過酷事故は起こらない」としてきた政府、電力会社の「安全神話」の弊害を浮き彫りにしました。
 ところが、野田首相は福島原発事故の「収束宣言」を出し、避難地域の「再編」など、原発の安全性を無視し、再稼働や輸出など原発に固執しようという姿勢をあらわにしています。
 1月8日、野田首相との会談で福島県知事は、「あくまで避難している人が帰還することが収束宣言だと理解している」と収束宣言に不快感を表明し、県内の全ての原子炉を廃炉にするよう要請しました。
 現在、定期検査中などで停止中の原発は全国54基のうち48基です。定期検査が最も遅い北海道電力泊原発3号機が4月に定期検査に入るとすべての原発が停止します。
 「原発ゼロ」こそ、福島原発事故が問いかけたことに対する私たちがこたえるべき道ではないでしょうか。
 原発事故以来、全国各地で、またインターネット上でも“本当のことは何か”、“原発と共存できるのか”が語り合われ、「原発ゼロ」や「子どもを放射能から守れ」をかかげた集会やデモをはじめ多様な行動が広がりました。地域や立場や世代をこえて多くの人びとがこれほどまでに声をあげはじめたのは、戦後日本の歴史のなかでもまれにみることではないでしょうか。原発はいらないという世論は確実に広く深くなっています。
 「3・11」にむけて、すでに全国で、東日本大震災の被災者と福島の仲間と連帯し、“再稼働は許さない”、“除染、賠償への国・東電の責任を果たさせる”――緊急の要求とともに、「原発ゼロ」の声をあげようと、集会やデモが計画されています。原発の立地県もそうでない県も、立場や世代もこえた運動が起こりつつあります。私たちも、東京で集会をおこないます。
 私たちは、こうした全国の「原発ゼロ」の運動に連帯し、さらに全国の津々浦々で「原発ゼロ」の行動を広げることを訴えます。
 集会やデモ、宣伝――アピールの方法や規模、組織もさまざまでしょう。しかし、「原発ゼロ」の一点で連帯すれば、これまでにない規模の運動になり、一段と大きなアピールになることは間違いありません。私たちは、「原発ゼロへ! 3・11全国いっせい行動」として連帯した行動になることをよびかけます。
 全国で「原発ゼロ」の行動を計画しているみなさん、また、これから準備しようとしているみなさん、協力をすすめましょう。情報を交換し、運動を交流しましょう。福島原発事故が起きた「3・11」が「原発ゼロ」への大きな歴史的転機となるよう力を合わせましょう。
                                        (以上)

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