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【11.12.14】 2011年12月議会 一般質問

今日、一般質問を行いました。1番に多くの時間を費やし、2,3,4、介護保険については満足に質問ができませんでした。一応答弁は間に合いました。

 今日は、日本共産党の星野公平です。
 東日本大震災の被災地では、厳しい冬を迎えています。そんな中で、テレビなどで報道される、現地の人のたくましく、希望に満ちた生きる姿には頭の下がる思いがし、逆に私たちが励まされます。
 先週まで行われていた臨時国会では、「原子力発電所を輸出する」法案が承認されました。財界・大企業それに政治屋はお金儲けのためなら何でもするようです。
 「桑名はどうなっているの」と市外の方々から問われます。
 桑名の問題、市役所の問題を質しながら、「水谷市長のリコールをすすめる議員有志の会」の一員として、「水谷市長の政治姿勢と政治的責任」を質し、今、国政の議論の的である「社会保障と税の一体改革」の中の、「介護保険」について桑名市の方針について質問します。

 一問一答で行います。

1、市長としての職務・管理・責務と政治的責任等について 

(1)職員の行動・時間・残業管理について
 今回の逮捕事件において、職員や民間の人が愛知県警に呼び出されているようです。(現在は、火葬場や水道関係で調査されているようです。)桑名市は、愛知県警に呼び出された職員の数を把握していないようですが、組織の「危機管理」の点からもまずいのではないでしょうか。職員の何人が警察の聴取を受けているのですか。また、公務出張で行かれた方と休みを取っていかれた方がおるようですが、市の見解を問います。       
 残業管理について、サービス残業(代休に振替えても休暇を取れない)が多いようですが如何ですか。

(2)人事異動(桑名駅周辺整備事務所)について
 処分中のS氏は、桑名駅周辺整備事務所の補償担当になっていますが、住まいが駅西土地区画整理の区域に接しています。この様な人事(特にお金が絡む)は、いくら公務員が中立だといっても異常ではないでしょうか。

(3)倫理・コンプライアンス研修          
?職員全員研修(職員の反応)
?市長参加の研修「トップが参加する意義を職員に感じて欲しかった」の意味は
 2つの研修に参加させていただきました。職員全員研修の職員の反応(声)をお聞かせ下さい。 
 議会からの要請を受けて、市長は幹部会の研修を受けられました。受けての中味の感想を述べられるのなら良いのですが、「トップが参加する意義を職員に感じて欲しかった」の意味は何なんでしょうか。答弁願います。

(4)入札制度の変更(最低制限価格の考え方)・今後
 2回の入札調査委員会を傍聴しました。建設業協会との意見交換(10月19日)の意味するところは何ですか。談合の組織となる可能性を持っている所ではないですか。
決められた最低制限価格は、建設業協会の案と一部違うだけで、入札調査委員会での了承済みと言う答弁はどういう意味ですか。
 そもそも、最低制限価格=ロウア―リミットは、当局が真剣に考え、この価格なら安心して出来るという価格を出すべきなのに、変動型は、業者選定のために遊んでいるとしか思えません。努力したもの、頑張った企業が報われる制度にすべきです。これでは、新たな談合が予測されます。
 新制度によると入札価格が今までより上がります。差額の費用は誰が面倒みるのですか。
今こそ公契約条例を導入し、まじめな地元の業者を育成すべきだと思いますが、当局の考えは変わりませんか。

(5)責任の取り方につて
 短期間の減給で、市民は納得すると思っているのか。

2、長良川河口堰の開門について

 まず、伊藤研司議員の長年にわたる長良川、シジミなどの調査・研究・運動には敬意を表します。堰閉鎖から16年が経ちました。この間もいろんな意見がありましたが、今年の初め愛知県知事選・名古屋市長選で「大村・河村共同マニフェスト」が発表になり、その中の環境政策で「長良川河口堰の開門調査」が上げられ、当選後、検証PTや専門委員会が「画期的な」公開で開催され、堰開門調査を5年以上実施するよう報告する事を決定しました。しかしながら、国土交通省・水資源機構、岐阜県や三重県は、反対を表明しています。
(1) 桑名市の見解を問う

3、住環境の騒音による破壊問題等2件について

 工場から出る騒音の問題は、一部の住民の被害に限定されています。
(1)和泉地区(都市計画審議会において)について       
 今年の第1回都市計画審議会において、一般廃棄物処理施設の敷地の位置について、議案が出されました。住居地域に隣接する工業地域に建てられている工場の騒音などが問題になりました。
 会議では、委員から、「忙しい中、出てきているのだから、効率的な審議が出来るようにお願いしたい」「いろいろ不安定要素と言うものが出てきたが、しっかりと答えられるようなものを出していただきたい」と言う意見が出されるようなお粗末な内容でした。
? 騒音は基準内と答えているが間違いではないか。
? この業者の行政上の指導問題で聞いておりませんで済むのか。

(2)小貝須地区について
 市街化調整区域に建つ工場、ここからの騒音や運搬される鉄クズに長年悩まされ、裁判で闘っておられる方がいます。
 何故この地域にギロチン工場が建っているのですか。
 今近辺の大型車の通行はどうなっていますか。
都市整備、環境の対応をお聞きします。

4、どうなる介護保険

 保険あって介護なし、増え続ける介護難民、介護労働者の劣悪な労働実態、どうしたら安心できる制度に変えられるのか、質問します。
 日本の社会保障は、改悪だらけです。医療、年金、生活保護それに介護保険です。社会保障はドンドン削減される一方で、消費税の増税が待っているのが現況です。

 介護保険の更なる改悪の状況は、(利用者負担増)
1、「要支援1、2」の人の利用料引き上げ(1割→2割負担)
2、ケアプラン(介護計画)作成の有料化(無料→毎月1000円)
3、一定以上の所得がある人の利用料引き上げ(年金320万円以上2割負担)
4、特養ホームなどの相部屋の居住費値上げ(月1万円→18000程度に)
5、施設入所を軽減される低所得者が家などの資産を持つ場合の負担増
6、施設に入る「要介護1、2」の人の利用料引き上げ(1割→2一部割負担)
それに、保険料の大幅値上げです。

 まだ救われるのは、介護保険は、事業主である桑名市で国の悪政に対抗できる事です。国の言いなりの介護保険の改悪に桑名独自の対応が出来ます。
12月1日の第11回介護保険事業委員会では、5期計画の一部素案が示されました。残念ながら、「介護保険サービス量・保険料の推計」「所得段階別保険料」の検討のところが非公開になったのは納得できません。

 今年の6月議会の一般質問で、保健福祉部長より、「できる限り利用者の方が受けるサービスの低下や負担増につながることのないよう、来年度からの事業計画を作成してまいりたい」の答弁を頂きました。
 また、総合事業について介護保険事業委員会で御意見をいただきながら、導入した場合のメリット、デメリットなども含め十分検討し、判断するでしたが、今回は、総合事業を調査研究する期間だと位置づけられました。

今回は、
? 来年度からの保険料は大幅な値上げが噂されていますが、どれ位になるのか。また、基金の取り崩しや一般会計からの繰入はどうなっていますか。
? 高い利用料のために満足な介護が受けられない方が見えます。現在、支給限度額の利用率は桑名市ではどれ位になっていますか。充分な看護をするために、市独自の減免制度は考えていませんか。
? 介護労働者は、重労働の中、低い賃金で働かされていますが、桑名市は実態を把握されていますか。
? 新しく「定期巡回・随時対応型訪問看護介護」が加わりますが、桑名市での具体的な取り組みはどの様にされますか。
? 介護職員の医療行為につて
? 日常生活圏域毎の取り組みは
? 特養ホームなどの泊まれる施設の増設予定はどうなっていますか。

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