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【11.11.11】 最低制限価格(ロウア―リミット)の意味を知らない市の幹部たち

漏洩だけを考えた設定の仕方(第2回桑名市入札調査委員会)

 昨日、第2回の桑名市入札調査委員会が開催され、現在ストップしている入札について、入札方法を見直し、入札の早期再開をめざすとしました。
 入札方法の見直しは、外部へ漏洩しない最低制限価格の見直しです。現在の中央公契連平成20年度モデル(土木工事の場合、直接工事費*0.95+共通仮設費*0.9+現場管理費*0.6+一般管理費*0.3)を変更しようとするものです。
 1時間にも満たない質問と論議でした。前回と同じ5案が提案され、それぞれのメリット・デメリットが示されたが、事務局の都合のいい言い訳に過ぎないものでした。
 予定価格は事前公表にすることは全員で確認された。変動のためのくじは止めるべきだという意見は無視。年度途中だから小幅な変更にしたいという意見が突然出され認められた。漏洩だけが問題視されていた。事務局は盛んに建設業協会(業者の団体)の意向を気にしているようだった。
 結局、予定価格は事前公表、入札の結果、現在の制度の最低制限価格から6割をとってその平均値を最低制限価格にする事が決まった。
 全くふざけています。最低制限価格(ロウア―リミット)は、あくまでも自分の意思で決定すべきです。これでは頑張った業者が報いられず、応札がいい加減なものになり、ゆくゆくは応札者が無くなるのではないでしょうか。(抜け駆けが無ければ。)業者の笑い声が聞こえます。
 朝日新聞に記載されている、幹部の「いい案を頂いた」というコメントも笑わせます。(自分の事務局が提案し、自分が主導で決めながら)

毎日新聞の記事を添付

桑名の入札妨害:最低制限価格は開札後、新制度に変更決定−−調査委員会 /三重
 桑名市発注の公共工事を巡る競売入札妨害事件で職員が逮捕されたことを受け、市は10日、2回目の市入札調査委員会を開き、最低制限価格を開札後に決める新たな制度に変更することを決めた。

 市によると、新たな制度は、従来通り事前に予定価格は公表し、業者は応札する。その結果、政府の推奨する計算方式で算出した最低制限価格と予定価格の範囲内に応札した業者のうち、価格の低い方から6割の業者の価格を抽出し、平均価格を市としての最低制限価格とすることにした。例えば、予定価格が120万円で、政府の推奨する方式で算出した最低制限価格を100万円とすると、120万円から100万円の間で応札した業者の価格から、低い方の業者の6割の価格を抽出し、平均を最低制限価格とするという。

 委員長を務める山下卓司副市長は「半年間実施し、問題点や業者の意見を聞くなどして検証したい」と話している。同市は、10月7日から入札を停止しており、早ければ今月内にも新方式で入札が再開するという。【加藤新市】

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