活動日誌−活動日誌

【18.03.27】 今日、「桑名市立地適正化計画」検討会議があり傍聴した。

居住誘導区域と目標値の設定をしようとするもの

1、居住誘導区域の設定
  都市機能誘導区域(6ヶ所)周辺と正和台周辺の市街化区域(地図略)

2、目標値の設定
  目標値に居住誘導区域内の人口密度を設定する。(現状値2010年、42.9人/ha⇒2035年、40)
  目標値を達成する事により、居住誘導区域における人口集積が進む事で、効率的な公共施設等の配置が可能になる為、公共施設等総合管理計画で定める延床面積の削減(2035年、13.2%削減)が期待できる。
  5年ごとに評価を行う。

経緯と居住誘導区域に関する方針

 急激な人口減少と高齢化を背景に、高齢者や子育て世代にとって安心できる健康で快適な生活環境を実現するとともに、財政面及び経済面において持続可能な都市経営を可能とするため、居住や都市の生活を支える機能の誘導によるコンパクトなまちづくりと地域交通の再編との連携により「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」のまちづくりを進める、都市再生特別措置法に基づく計画です。
 桑名市では、行政と住民や民間業者が一体となってコンパクトなまちづくりに取り組んでいくため、桑名市立地適正化計画を策定しており、都市機能誘導区域(生活サービス施設を誘導するエリアと当該エリアに誘導する施設)6ヶ所を設定しました。

 中心拠点    <桑名駅周辺地区>誘導施設:商業施設・保育所等
 地域拠点    <多度駅周辺地区>誘導施設:商業施設、<長島駅周辺地区>誘導施設:保育所等、<星川駅周辺地区>誘導施設:商業施設
 地域生活拠点  <大山田地区>誘導施設:保育所等、<新西方地区>誘導施設:保育所等

 平成29年度以降は居住誘導区域(居住を誘導し人口密度を維持するエリア)の設定に取り組む。

(1) 居住誘導の方針

<中心市街地>
【方針1】 広域的な都市機能の集積を図ることで中心市街地におけるにぎわいを創造し、居住を支える生活サービス機能の集積を図ることで、歩いて暮らせるまちなか居住を促進する。

中心市街地では、他の市街地に比べ、人口減少が進むことが見込まれることから、広域的な都市機能や居住を支える生活サービス機能の集積を図ることで、子育て機能を必要とする若年世代と、健康増進機能や交流・ふれあい機能を必要とする高齢者の集積を高める。
中心市街地は、歴史的にみて本市のアイデンティティを形づくる市街地の区域でもあることから、これまでに蓄積されてきた都市基盤や都市機能等の既存ストックを有効に活用するとともに、歴史や文化を継承していくためにも、居住人口の集積を高める。

<公共交通沿線>
【方針2】 高齢者が安心して、健康に暮らせるまちづくりを進めるため、公共交通のサービス水準が維持できるよう、鉄道駅や路線バスのバス停周辺における生活サービ
ス施設の立地を誘導し、人口の集積を図る。

公共交通(コミュニティバスを除く)沿線においては、本来、車を利用しなくても便利な生活を送ることができることから、高齢者を中心に多様な世代の居住を促す。
都市軸として位置づけられる、桑名駅と郊外の住宅団地を結ぶバス路線の沿線では居住人口の減少が見込まれることから、一定のバスサービス水準を維持するため、公共交通利用が不便な地域からの居住を促す。

<郊外の住宅団地や既存集落>
【方針3】 郊外の住宅団地や既存集落においては、多様なライフスタイル等からくる自動車の利用を前提にした暮らしを許容しつつ、地域コミュニティの維持・活性化に向けた人口維持と世代間バランスの確保を図る。

郊外の住宅団地や既存集落において、少子高齢化が著しく進む地区では、高齢者のまちなかへの誘導をゆるやかに促すと同時に、地域コミュニティの維持・活性化に向けた人口維持と世代間バランスを確保できるよう、空き家等の中古住宅を活用した住み替えを促進する。
特に、自動車の過度な依存を低減しながらも、利用を前提にした暮らしを許容し、子育て世帯を中心とした若年世代の定住を促す。

<津波・洪水など災害の危険性>
【方針4】 安全で安心な暮らしのために、災害危険性の低い地域へ居住を促す。

災害から命を守るまちづくりを進めるため、津波や洪水の浸水想定箇所等の災害危険箇所を考慮し、災害危険性の低い地域へ居住を促す。
特に、理論上最大クラスの許容浸水深(市街地(集落)の壊滅的被害をもたらさない浸水程度としては、安全で確実な避難が可能であることを確認した上で、概ね2.0m未満※)を上回る津波浸水が想定される区域においては、堤防等ハード整備の状況・計画を考慮する。
※「三重県地震・津波被害の低減に向けた都市計画指針(案)」より

(2) 居住誘導区域の設定(案省略)

(3) 居住を誘導するための施策

(4) 届出制度

【感想】残念ながら、委員の顔ぶれをみると「立地適正化計画」を分かっている人が少ない。これもまた、行政の言いなりになるのでしょう。

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