活動日誌−活動日誌

【18.03.26】 昨日の緊急新宿大街宣 志位委員長のスピーチ

首相がやるべきは内閣総辞職 この国に民主主義を取り戻そう

行政の最高責任者としてアウト、責任をとって内閣総辞職を
皆さん、今日は。日本共産党の志位和夫です。本当に多くの皆さんがお集まり頂いております。
森友公文書の改竄事件に国民の怒りが沸騰しています。公文書の改竄が、なぜ問題なのか。公文書というのは、国民の「知的共有財産」です。公文書をみて、国民は行政を検証したり、監視したりする。それが書き換えられてしまったら、国民主権が成り立たなくなるではありませんか。そして、改竄された文書が国会に提出されて、ウソの資料で国会がけがされていた。こんなことが許されたら、議会制民主主義が成り立たなくなるではありませんか。
安倍総理は(改竄は)「知らなかった」と言っている。知っていたらすぐにアウトですよ。しかしこんな大事なことを知らなかったら、これも行政の最高責任者としてアウトではないでしょうか。責任をとって、内閣を総辞職してもらおうではありませんか。

佐川氏は真実を語れ――疑惑の当事者はすべて国会に
明後日(27日)、佐川前国税庁長官の証人喚問が行われます。政府・与党はすべてを佐川さん一人の責任、財務省理財局の責任にして逃れようとしている。卑怯ではないか。
ぜひ佐川さんには、証人喚問で真相を語っていただきたいと思います。前川前文科事務次官は、「役人を辞めたら自由に発言できる。本当のことを話した方がこれからの人生にとって良いのではないか」といっている。私もそのことを言いたいと思います。
そして、佐川さんだけではなくて、(安倍首相夫人の)昭恵さん、(当時の理財局長の)迫田さん、(前首相夫人付政府職員の)谷さん――疑惑の当事者にすべて(国会の証人喚問に)出ていただいて、真相究明をやり抜こうではありませんか。

「前に進めてください」発言――昭恵氏は間接話法でなく直接話法で語れ
皆さん。改竄前の文書には、(森友学園に売却された国有地について)「『いい土地ですから、前に進めてください』と昭恵さんがいった」と(当時学園理事長の)籠池さんが発言したと書いてある。これが大問題になっています。
安倍首相は、「家に帰って妻に聞いたら『そんなこと言ってない』と言っている」と弁解している。家庭内の会話が、証拠になりますか。なりませんよ。野党の議員が、籠池氏に接見して、「この話は事実ですか」と聞いたら、籠池氏は「間違いなく言った」と答えました。
どちらが本当のことを言っているのか。これを確かめようと思ったら、昭恵さんに国会に出てきていただいて、晋三さんを通しての間接話法ではなくて、直接話法で語ってもらおうではありませんか。

間違いなく言える二つの事実―「関係ない」とシラを切り続けることは許されない
皆さん。間違いなく言えることが二つあるんですよ。
一つは、財務省が、この森友案件を「安倍案件」――安倍首相夫妻が関わっている特別な案件だと認識し、そういう案件として処理していたという事実であります。
共産党の小池書記局長が「昭恵さんが国会議員でもないのになぜ何度も文書に出てくるのか」と聞きましたら、理財局長は「総理夫人だからです」と答弁した。正直な答弁ですね。「総理夫人だから」こそ、文書に書かれているのです。これは、財務省が、「この案件は、安倍首相夫妻の関与した特別な案件だから、特例的な処理をします」と言っていることを意味するものではありませんか。
もう一つ、間違いのない事実があります。改竄前の文書をみると、昭恵さんが出てくると、特例的な貸し付けにむけて事態が急に進むんです。当初近畿財務局は、特例的な貸し付けを拒否していた。ところが、あの「いい土地ですから、前に進めてください」発言の1カ月後に「協力させていただきます」と近畿財務局の態度が百八十度変わった。
この二つの事実を踏まえるならば、「関係ない」とシラを切り続けることは、もはや許されるものではありません。
皆さん。すべての関係者に国会に出てきていただいて真相を究明し、この国に民主主義を取り戻そうではありませんか。

憲法を壊してきた首相に憲法を変える資格はない
最後に、今日の自民党大会で、安倍首相は、憲法9条に自衛隊を書き込むと宣言したとのことです。「自衛隊の違憲論争に終止符を打つ」といいました。しかし、いま問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではない。9条を変えることによって、海外での戦争に乗り出していいか悪いかではないでしょうか。
そして私が言いたいのは、安倍首相に憲法を語る資格があるのかということです。秘密保護法、安保法制、共謀罪、そして今度の公文書改ざん――どれもこれもすべてが憲法違反じゃないですか。
憲法を壊してきた、そういう首相に憲法を変える資格はない。憲法を語る資格はない。安倍首相がいまやるべきは、憲法を変えることではなくて、総辞職だということを、私は言いたいと思います。
皆さん。安倍首相を辞めさせて、いい国をつくろうではありませんか。女性も男性も、お年寄りも子どもも、すべての国民が尊厳をもって生きることができる、新しい日本をご一緒につくっていこうじゃありませんか。私たちも頑張ります。有難うございました。

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