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【18.01.18】 月曜日、小池書記局長が吠える。

原発ゼロ法案(原自連) 「完全に賛成」、民進・希望統一会派は「筋通らない」、野党質問削減「根本的誤り」、ICAN事務局長面会拒否“安倍首相恥ずべき”

原発ゼロ法案成立へ活発に 原自連と共産党が懇談 小池書記局長「完全に賛成」

小泉純一郎、細川護熙両元首相が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(原自連、会長=吉原毅・城南信用金庫顧問)は15日、原自連が発表した「全ての原子力発電の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の促進に関する基本法案」(骨子案)をめぐって、国会内で日本共産党国会議員団と懇談しました。
日本共産党の小池書記局長、笠井政策委員長らが応対し、原自連の吉原会長、河合弘之幹事長(弁護士)らと基本法案の成立に向けて意見を交換しました。
小池氏は、原自連の骨子案について、「全面的に、100%、完全に賛成で、まさにわが意を得たり。これしか解決の道はない。みなさん方が、こういうボールを政治の場に投げていただいたことは非常に大きな意味があると思う」と発言。笠井氏は「国会で正面から、この問題を取り上げていきたい」と述べました。
吉原氏は「原発は即時止めるべきだ。われわれの案に賛成してもらえるなら、この案が非現実的だという意見を国会の場で論破してもらいたい」と発言。河合氏は「共産党の公約を確認したら、(われわれと)共産党の案が完全に一致した」と述べつつ、法案の成立に向けて与野党に幅広く協力を求める考えを示しました。
これに対し、小池氏は「オープンな場で各党が議論することが大事だ」として、各党の代表を招いた公開討論会などを提案。河合氏が「(公開討論会は)議論を巻き起こすにはいい。考えよう」と応じるなど、活発な意見交換が行われました。

原発ゼロ・自然エネ基本法案の主要事項
基本方針
一 運転されている原子力発電所は直ちに停止する。
二 運転を停止している原子力発電所は、今後一切稼働させない。
三 運転を停止した原子力発電所の具体的な廃炉計画を策定する。
四 原子力発電所の新増設は認めない。
五 使用済み核燃料の中間貯蔵及び最終処分に関し、確実かつ安全な抜本的計画を国の責任において策定し、官民あげて実施する。
六 核燃料サイクル事業から撤退し、再処理工場等の施設は廃止する。

民進・希望統一会派は「筋通らない」 小池氏が会見で批判

日本共産党の小池書記局長は15日、国会内で記者会見し、民進党と希望の党が同日、衆参両院で統一会派を結成する方針を確認したことについて、「まったく筋が通らない」と厳しく指摘しました。
民進、希望両党は、基本政策に関する合意文書を交わし、安保法制=戦争法について「違憲と指摘される部分の削除を含め、必要な見直しを行う」としました。
小池氏はこれについて「玉虫色といわれているが、それどころかまったくの骨抜きだ。民進党とは、わが党も含めた野党間で、安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を、党首が何度も合意してきた」と強調。「民進党が希望の党と統一会派を組むことは、この間の党首合意に背くものだ」と批判しました。
さらに小池氏は、民進党の参院議員には、2016年の選挙で野党統一候補として当選した議員が8人、衆院議員には、17年総選挙で“希望の党にはいかない”と表明や約束をした議員が8人いると指摘。「17年総選挙では、そうした表明等をし、市民連合などの応援も受けて、わが党も候補者を降ろしてたたかった経過がある。衆参の16人は、統一会派に加わるとなると有権者との関係でも、裏切りということになるのではないか」と述べました。

統一・共闘の16人(敬称略)
◆野党統一候補として当選した民進党参院議員
青森 田名部匡代、宮城 桜井充、山形 舟山康江、福島 増子輝彦、山梨 宮沢由佳、長野 杉尾秀哉、三重 芝博一、大分 足立信也
◆市民と野党の共闘で当選した民進党籍の衆院議員
宮城5区 安住淳、福島1区 金子恵美、栃木2区 福田昭夫、新潟3区 黒岩宇洋、長野1区 篠原孝、三重2区 中川正春、大阪11区 平野博文、佐賀1区 原口一博

野党質問削減「根本的誤り」 小池書記局長が批判

日本共産党の小池書記局長は15日の記者会見で、自民党が22日召集の通常国会でも野党の質問時間削減を狙っていることについて、「根本的な誤りだ」と指摘しました。
小池氏は、「立法府のもっとも大きな役割は行政を監視、チェックすることだ。そのために野党の質問時間を十分に確保し、委員会や本会議を運営するのが、国会運営の大原則だ」と強調。野党の質問時間削減は「首相が野党の追及を受けたくないというのが動機だ。憲法63条に基づく首相の出席義務を果たすべきだ」と批判しました。
また、党首討論のあり方について問われた小池氏は、全体で45分間の枠内で行われる党首討論では、各党への割り当て時間が短く、「実質的な討論にならない」と指摘。「大幅に時間を延ばすことが必要だ」と主張しました。
小池氏は、行政について全省庁を相手にさまざまな国政問題を追及する予算委員会と、首相と野党党首の討論とはまったく性格が違うと指摘。「党首討論の回数を増やして予算委員会の時間を減らすというのは、まったく筋が通らない話だ。党首討論は予算委員会の代わりにはならない」と強調しました。

面会拒否“恥ずべき” ICAN対応で首相を批判 小池氏

日本共産党の小池書記局長は15日の記者会見で、ICANのフィン事務局長からの安倍首相との面会の要請を拒否した日本政府の対応について問われ、「本当に恥ずかしい」と厳しく批判しました。
小池氏は、17日に外遊から帰国する安倍首相は18日まで日本に滞在するフィン氏と会えるはずだと述べたうえで、「被爆者の運動が国際的にも評価され、ノーベル平和賞を受賞したのは、日本の首相であれば心から喜ばなければいけないことだ。被爆者のみなさんも涙を流して喜んでいる。首相は、大事な相手になぜ会わないのか」と重ねて批判しました。
また、昨年8月の広島・長崎両市での平和記念式典で首相は「被爆者の方々に寄り添う」と言いながら、今回のような突き放す対応をとっていると指摘。「長崎で被爆者の代表が批判したように、“あなたは本当にどの国の首相なのか”と言いたくなる」「万難を排して会うべきだ」と主張しました。

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