活動日誌−活動日誌

【17.10.26】 今日は「柿の日」だって。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」

柿がおいしい季節です。
柿は世界の生産量の85%を日中韓がしめる、東アジアの特産で、濃厚な甘味が特徴です。実はきょう26日は柿の日。その由来は正岡子規の俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」です。
子規は1895年10月26日から4日間、奈良を旅行した時に、この句を詠みました。柿は子規の大好物。「柿などというものは従来詩人にも歌よみにも見離されておるもの」だから、奈良と柿という「新しい配合を見つけ出して非常にうれしかった」と後年書いています。
当時28歳の子規はすでに結核を患っていました。心配した夏目漱石が、療養をかねて松山の自分の下宿に誘い、子規は1カ月半松山に滞在しました。その松山から東京に帰る途中に、奈良に立ち寄ったのです。
1902年子規は死去。その後、作家になった漱石は小説「三四郎」でユーモアたっぷりに子規をしのびました。「子規は果物が大変好きだった。かついくらでも食える男だった。ある時大きな樽柿を16食った事がある。それで何ともなかった」。
奈良県は柿の出荷量で和歌山県に次ぐ全国2位。昨年は奈良県で戦後最大の柿の出荷量を記録したそうです。今年の柿の出来をJAならけんに聞くと「出荷量は平年並みですが、例年以上に食味良好です。味のバランスもとれて、糖度もしっかりあります」とのこと。
今年は子規と漱石の生誕150年。先日も店先に並んだ柿を買い求めて、しばし明治の文学者の友情に思いをはせながら、秋の味覚を堪能しました。(10月26日しんぶん赤旗きょうの潮流より)

子どもの頃、親父の恩師が毎年養老から富有柿を送ってもらって、紙に包まれたピカピカのものをおいしく食べたのを覚えている。
最近は、近くの和歌山県出身の人から頂いておいしく頂いた。和歌山が日本一の産地だとはその時初めて知った。有名なのは梅だけではなかったのだ。

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