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【17.09.16】 日本共産党は、「経済制裁強化と一体に『対話による解決』に踏み出せ」と厳しく抗議

経済制裁強化と一体に、「対話による解決」の道に踏み出すことが不可欠である。

北朝鮮が15日、弾道ミサイルを発射したことについて、日本共産党の志位委員長は同日、「北朝鮮の弾道ミサイル発射に厳しく抗議する――経済制裁強化と一体に『対話による解決』に踏み出せ」の談話を発表しました。
一、北朝鮮は、本日、国際社会が強く自制を求めているもとで、再び太平洋上に向けて、通告なしに日本列島の上空を飛び越える弾道ミサイルの発射を強行した。これは、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議に違反した暴挙である。日本共産党は、厳しく糾弾し、抗議する。
一、世界と地域の平和と安定を破壊し、おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならない。北朝鮮に対して、国連安保理決議を順守し、これ以上の軍事的な挑発を中止するよう、厳重に求める。すべての関係国に対して、緊張を激化させる軍事的行動の自制を呼びかける。
一、9月11日に全会一致で採択された国連安保理決議は、経済制裁強化の措置を決定するとともに、「対話を通じた平和的・包括的な解決」を呼びかけている。危機打開と問題解決のためには、経済制裁強化が必要だが、それだけでは足りない。経済制裁強化と一体に、「対話による解決」の道に踏み出すことが不可欠である。
一、とりわけ米朝両国の直接対話はいよいよ緊急で切実な課題となっている。1994年の朝鮮半島危機を訪朝で解決に導いたカーター元米大統領は、米朝指導者間かそれに準じるレベルの対話を呼びかけている(12日)。欧州各国の首脳が、米朝間の対話を仲介する意向を表明している。国際社会および日本政府に対して、米朝両国に直接対話をうながし、危機打開と問題解決をはかるために、可能なあらゆる手だてをとることを強く要請する。

北ミサイル また日本上空通過 グアム攻撃能力誇示か 安保理きょう緊急会合

防衛省は15日、北朝鮮が午前6時57分ごろ、西岸の順安(スナン)付近から1発の弾道ミサイルを東北東方向に発射したと発表しました。ミサイルは7時4分〜6分ごろにかけて北海道上空を太平洋に向けて通過し、7時16分ごろ襟裳岬東約2200キロの太平洋上に落下。飛距離3700キロ、最高高度約800キロと推定されています。
飛行は宇宙空間 「Jアラート」で混乱も
国連安保理は11日、北朝鮮による6回目の核実験に抗議し、新たな経済制裁を科した決議を採択したばかり。北朝鮮の弾道ミサイル発射は国際社会の平和と安定に対する重大な脅威であり、累次の安保理決議に違反した暴挙です。安保理は日本時間16日未明に緊急会合を非公開で開き、対応を協議します。
小野寺防衛相は今回、発射されたのは中距離弾道ミサイル「火星12」との見方を示しました。「火星12」は8月29日にも発射され、飛行経路はほぼ同じですが、飛距離2700キロ、最高高度約550キロだった前回と比べて大幅に伸びており、米領グアムへの攻撃能力を誇示した可能性もあります。
また、日本上空を通過したのは1998年8月の長距離弾道ミサイル「テポドン1」以降、通算で6回目。
総務省消防庁は全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて12道県(別項)で避難を呼びかけました。これを受けて各地で国民保護サイレンが鳴り響き、交通機関で遅れや一時停止が発生。通勤・通学に大きな影響を与えました。関係自治体も対応におわれ、職員に負担をもたらしています。
日本上空を通過したとはいえ、最高高度は800キロ。宇宙空間の定義は地表から100キロ以上とされています。菅官房長官は15日の声明で、「国民の方々には、冷静に、平常どおりの生活を送っていただきたい」と述べましたが、政府の対応が国民に不必要な不安をもたらしていないのか、検証が必要です。
【Jアラート対象地域】北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県、617市町村

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