活動日誌−活動日誌

【17.09.04】 安倍内閣改造1カ月

「反省」消す 政権の居直り

支持率急落のもと安倍首相が行った内閣改造から3日で1カ月がたちました。安倍首相は改造内閣発足で「深く反省しおわびする」「真摯に説明責任を果たしていく」と口にしたものの、国会は開かず疑惑の説明もありません。北朝鮮問題では、国際社会が求めている対話を否定し圧力だけを迫るなど、全く逆の姿勢をとっています。
【臨時国会開かず】
「各閣僚は全力で仕事をしている」。菅官房長官は改造1カ月にあたってこう自負しました。しかし、初入閣の江崎沖縄・北方担当相が「(国会で)役所の答弁書を朗読する」と発言し閣僚の資格が問われたのに続き、麻生副総理兼財務相はナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを引き合いに「いくら動機が正しくてもだめだ」と発言し国際的批判がおきる事態です。安倍政権の倫理喪失ぶりは一段と深刻です。
安倍首相は、憲法53条に基づき4野党が6月末に行った臨時国会の召集要求を2カ月半も放置しています。与党は9月末まで臨時国会を開かない方針です。
4野党の召集理由は「国会が国民の負託に応え、疑惑の真相解明に取り組む」(要求書)というもので、法案審議ではありません。政府の意思さえあれば直ちに召集できる要求に応えず、安倍首相を先頭に憲法違反を続ける異常事態です。
【疑惑の説明なし】
安倍首相が「反省」の弁で列挙した「加計学園」・「森友学園」疑惑、陸上自衛隊の「日報」隠蔽問題をめぐって7月以降、衆参委員会で3回の閉会中審査が行われましたが、安倍首相出席は1回だけ。野党が求めている首相夫人の昭恵氏と加計理事長の証人喚問、稲田元防衛相の参考人招致を与党は拒否。菅官房長官も記者会見で質問されて「ここは質問に答える場じゃない」と説明そのものを拒んでいます。
「加計」疑惑では、国家戦略特区ワーキンググループの「議事要旨」に、加計学園側の出席や発言が記載されていなかった新たな「加計隠し」疑惑が浮上。「質問に答え、疑惑を解くことをやらない限り、この問題は逆にどんどん大きくなっていく」(田中秀征・福山大学客員教授、8月27日のTBS番組)と政府・与党の姿勢に批判があがっています。

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