活動日誌−活動日誌
【16.09.13】 請願第７号「『小中一貫教育の導入』について、審議のやり直しを求める請願」の補足説明を行う。
小学校・中学校の児童会・生徒会より酷い決め方
�機△泙裟全蠡茖傾罅屐愍�中一貫教育の導入』について、審議のやり直しを求める請願」を朗読させて頂きます。
提出者は、「桑名の教育を考える会準備会」代表の水谷明文さんです。
【請願趣旨】 教育委員会教育長は「学校教育あり方検討委員会」に「桑名市における小中一貫教育について」諮問していますが、８月２日の第４回の「学校教育あり方検討委員会」では、十分な審査を行わず「小中一貫教育の導入」を決定したと聞いています。
第１回は、桑名の現状の説明と諮問でありました。
第２回は、多度の小規模校視察とアンケートの内容の決定でした。
第３回は、宇治市の宇治黄檗学園の視察だけでした。
第４回では、数年にわたって研究されてきた小中連携の内容の質問があり、次回に資料が提出される事になりました。又、７月に実施されたアンケートについては報告されていない様で、このような状況での「小中一貫教育の導入」決定など考えられません。
７月の教育委員会では、教育委員より宇治黄檗学園の視察の内容・意見に対する質問があり、当局からは、第４回の「学校教育あり方検討委員会」で話を聞くという答弁でしたが、そこで委員に意見を聞く事も論議する事も無かった様です。
「小中一貫教育」は多くの問題を含んでいるため、賛否両論があります。各小学校区でのしっかりとした住民説明会や教職員に対する説明会を実施し、住民・教職員等が十分理解し納得した上で進めていくべき重要な問題です。
「小中一貫教育」を手段・道具としての「学校の統廃合」は、地域コミュニティーの破壊に繋がります。行政側の都合だけで判断せず、子どもの教育の観点に立って検討すべき問題です。（追加：多度町での小学校の統廃合の検証はされていますか。）
【請願事項】 市長・教育長・「学校教育あり方検討委員会」委員長（奈良教育大学、赤沢早人准教授）に、「小中一貫教育」について、特に導入に関して、慎重に審議のやり直しを求めます。 （以上）
�供◆峽�名の教育を考える会準備会」について
多くの市民の方は、「小中一貫教育」を知りません。こんな中で、教育委員会主導での「小中一貫教育の導入」など認められません。教育委員会は２学期制導入と同じ轍を踏むのですか。「小中一貫教育」について「検討委員会」で論議する前に桑名市全体で、各小学校単位での説明会が必要です。そのための準備会です。余りにも時間がなくて、この様な形になっています。
�掘◆崑茖寛鶻惺散軌蕕△衒�検討委員会」の議事録はやっとＨＰ上に公開されました。第５回の終了後では、第４回を欠席した委員は、第５回の会議に出ても、進行状況や内容が分からず、議論には参加できません。
�検◆崑茖飢鷏�名市学校教育あり方検討委員会」を傍聴して。
９月２日に、「第５回桑名市学校教育あり方検討委員会」があり傍聴しました。
委員長より、突然、今日は「中間まとめ」を行うと発言がありました。まともな議論も行っていないのに驚きです。アンケート調査の速報値は出されましたが、分析、報告もないままでの進行です。教育委員会事務局が用意した「中間とりまとめ（案）」に沿って、委員長はどんどん進めていきました。案は４項目にわたっています。
１、教育委員会が出している５つの桑名市の教育課題を確認する。
�� 学力・学習意欲の向上の必要性（解決策は他にないのか）
�� 小学校から中学校への滑らかな接続の必要性（中１ギャップは本当なのか）
�� 小規模校への対応の必要性（小規模が何故悪いのか）
�� 老朽化の進む学校施設の対応（委員は学校の雨漏りを確認したのか）
�� 教員の意識改革と指導力の向上（都合の良い教員の製造か）
２、小中一貫教育については、そのものについての本質的な意見は述べずに、施設形態に話が飛んでいった。先進地の視察で実施調査を行ったというが、都合のいい１校だけで議論（評価について）はされていない。アンケート調査を行ったと言っているが、今回提示されたのは速報値で、ちゃんとした分析はなされていない。参加委員も中味を理解している様には思われなかった。 全く滅茶苦茶です。
３、本市における小中一貫教育についての中で、突然「今後、小中一貫教育を推進することは、地域社会とともに目指す子ども像を共有し、９年間を通じた教育課程を編成することで、各学校の教職員と地域社会が共に手を取り合い系統的な学びを目指す教育に取り組み、子どもたちに人間力（生きる喜びを感じながら、夢を実現させていく力等）・社会力（他者と支え合いながら、社会を創っていく力等）の育成を行うことにつながります。」と述べている。根拠が全然なく、科学的な分析もなく、ここでもう委員会の傍聴に堪えられなくなった。
この後は、何の恥じらいもなく幾つかを提案している。施設形態は施設一体型が望ましい。モデル校を設置して広げていく。１学年２-３学級とか、通学距離とか、通学路の問題等が基準例として示されています。
４、課題となること（地域住民への理解、分散進学、幼稚園問題、教職員への負担・多忙）が述べられているが、ここの問題をまず議論した上で、本当に小中一貫教育が良いのかを議論していくべきです。この検討委員会には愛想がつきた。
�后△海慮‘ぐ儖�会には、この請願を審査される常任委員会の正・副委員長も傍聴されていました。５回行われた検討委員会の内容を精査し（小学校・中学校の児童会・生徒会より酷い決め方です。）、議会として賢明なる判断を下される事を期待して、「『小中一貫教育の導入』について、審議のやり直しを求める請願」の説明を終わります。
