活動日誌−活動日誌
【16.09.05】 先週の金曜日（９月２日)行われた「第５回 桑名市学校教育あり方検討委員会」傍聴記
この検討委員会には全く愛想をつかしました。
委員長より、今日は中間まとめを行うと発言がありました。
充分な論議も行っていないのに驚きです。アンケート調査の速報値は出されていますが、報告もないままでの進行です。
教育委員会事務局が用意した「中間とりまとめ（案）」に沿って、委員長はどんどん進めていきます。４項目にわたっています。
１、教育委員会が出している５つの桑名市の教育課題の確認。
�� 学力・学習意欲の向上の必要性（解決するのか）
�� 小学校から中学校への滑らかな接続の必要性（中１ギャップは本当なのか）
�� 小規模校への対応の必要性（小規模が何故悪いのか）
�� 老朽化の進む学校施設の対応（委員は学校の雨漏りを見たのか）
�� 教員の意識改革と指導力の向上（都合の良い教員の製造か）
２、小中一貫教育については、そのものについての本質的な意見は述べずに、施設形態に話が飛んでいる。先進地の視察で実施調査を行ったというが、１校だけで議論（評価について）はされていない。アンケート調査を行ったと言っているが、今回提示されたのは速報値で、ちゃんとした分析はなされていない。全く滅茶苦茶である。
３、本市における小中一貫教育についての中で、突然「今後、小中一貫教育を推進することは、地域社会とともに目指す子ども像を共有し、９年間を通じた教育課程を編成することで、各学校の教職員と地域社会が共に手を取り合い系統的な学びを目指す教育に取り組み、子どもたちに人間力（生きる喜びを感じながら、夢を実現させていく力等）・社会力（他者と支え合いながら、社会を創っていく力等）の育成を行うことにつながります。」と述べている。根拠が全然なく、科学的な分析もなく、ここでもう委員会を聞くに堪えられなくなった。
この後は、何の恥じらいもなく幾つかを提案している。施設形態は施設一体型が望ましい。モデル校を設置して広げていく。１学年２-３学級とか、通学距離とか、通学路の問題等が基準例として示されています。
４、課題となること（地域住民への理解、分散進学、幼稚園問題、教職員への負担・多忙）が述べられているが、ここの問題をまず議論した上で、本当に小中一貫教育が良いのかを議論していくべきです。
