活動日誌−活動日誌
【16.07.09】 ２０１６年６月議会一般質問の総括
「地方創生」と「全員参加型」
国の言う「地方創生」で良いのか。伊藤市政で市民の意見は汲み上げられているのか。大きく２点について質問した。（最初の質問に対する市側の答弁は前号で紹介）
【質問内容１】地方創生に関して（国の施策を憂う）
（１） 地方創生（ローカルアベノミクス）は、国からの言いなりで良いのか
�� 昨年度の地方創生交付金事業の実施状況は(地方創生先行型、地域消費喚起・生活支援型)
�� 今年度の地方創生交付金事業の実施状況は(地方創生加速化交付金と地方創生推進交付金）
�� これで地方創生ができるのか
【再質問１】この程度の評価で良いのか。４つの柱（�｜亙�での雇用の創出、��地方への人の流れをつくる、��若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる、�い泙舛鼎�り・地域連携・小さな拠点の形成）の観点から、報告して下さい。
【答弁】成果は今後あらわれてくると思う。
【再質問２】プレミアム商品券の販売方法に多くの不満があったが。（この事業には反対です。）
【答弁】多くの人にゆきわたる様、今後検討していく。
【提案・要望】お金の使われ方は、ほとんどが調査業務委託（１７事業中１４事業）で、地元にお金が落ちない。元宮城県知事の浅野史郎氏の言葉（朝日新聞）を紹介する。「地域振興は、主役の住民が生活に根差して知恵を絞った具体的な計画を、国が支える形で進めるべきだ。地方創生の大号令は住民不在の上意下達で、失敗を重ねたバラマキ行政と変わらない」と批判しています。今後、地方創生交付金事業は住民参加型で長期的展望を持ってやって欲しい。
【質問内容２】市民の意見をどう汲み上げていくのか（伊藤独裁市政を憂う）
「駅周辺土地利用構想懇話会」「子ども・子育て会議」「学校教育あり方検討会」「上下水道事業経営審議会」の４つの「委員会」について伺う。
（１） 駅周辺の都市計画について
�� 土地利用と立地適正化について（税金は誰のために使うのか）
�� 税金で建てる「駅舎」は何故公開されないのか
�� 「駅周辺土地利用構想懇話会」は何故公開されないのか
【提案】どんな「駅舎」になるのか。駅舎は桑名のシンボルになるから、公募する等考えて欲しい。（一部公開された図面だと今の仮駅舎と変わらない）
【再質問】「土地利用構想懇話会」は「桑栄メイト」の再開発も入っているのか。
【答弁】エリアとして入っている。管理組合の意見を聞いていく。必要な段階で「懇話会」に入ってもらう。
（２） 子ども子育てについて
�� 幼保一元化はどうなっているのか
�� 「子ども・子育て会議」は何をやっているのか（昨年度）
�� 今年度第１回の会議報告を
�� 委員との間に信頼関係はあるのか（なくてやっていけるのか）
【感想・提案】
昨年度第３回（２月１７日）の「認定子ども園設置の凍結の報告」と今年度第１回（５月３１日）の会議は同じ内容だった。意見をいただいたと言うが、質問もあったが、少しも答えなかった。これでは信頼の回復はありません。認定こども園は完全に中止し、会議のあり方を十分検討して下さい。余りにもみっともない会議でした。
（３） 学校の統廃合について
�� 「学校教育あり方検討会」の進め方について（小中一貫校前提で良いのか）
�� 地域の声、教職員の声をどう取り上げていくのか
�� ＦＭ（公共施設の計画管理）優先ではないか
【問題点】検討会へ�〃�名市における小中一貫教育について、�⊂�規模校への対応について、�Ｃ羈惺散茲魎靄椶箸靴臣楼菲茲粒惺算楡澆龍饌療�な形態について、の３点を諮問しているのに、教育委員会（教育長）は小中一貫を前提で学校の統廃合等の話を進めているのは可笑しい。
（４） 上下水道の料金値上げについて
�� 「上下水道事業経営審議会」について（第１回３月２８日）
�� 住民への説明は何時やるのか（自己都合で値上げをしようとする）
�� 所得が増えない中、値上げ分は払えないのではないか（どやって値上げ分を払って行くのか）
この項は委員会で質問し確認しました。
【質問】「上下水道事業経営審議会」の委員構成（市の指針（６５歳まで）からも高齢者が多い。見識が高く適任者と言うが、上下水道に理解のない人が多い。)
【答弁】今後充分留意する。
【質問】住民への説明は何時やるのか。
【答弁】改定条例（値上げ案）を提出する前に、住民説明会を開催する。
伊藤市長は、「中央集権型から全員参加型の市政に」と言っているが、「地方創生」（ローカルアベノミクス）は「中央集権型」ではないか。
伊藤市政で「市民の意見の汲み上げ」はどうなっているのか。市政の運営の中身は「中央集権型」であり、市の方針の決定は、上記の４つの審議会や検討会をみても、とても「全員参加型」で行われているようには思えません。
