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【16.05.03】 午前中、三八の市で「戦争法の廃止を求める桑名市民の会」の憲法宣伝

今日は憲法記念日です。憲法を守りましょう。戦争法を廃案にしましょう。(訴えの内容)

日本国憲法が1947年5月3日に施行されてから69回目の憲法記念日を迎えました。戦争法案の制定をめぐり幅広い国民の反対運動が広がった昨年の憲法記念日に続き、ことしの憲法記念日は戦争法の廃止に加え、安倍政権が乗り出してきた憲法9条などの明文改憲を許さない、新たなたたかいが焦点になります。
安倍政権が昨年強行した戦争法は、憲法の平和主義や民主主義、立憲主義そのものを破壊する暴挙で、法律が成立し3月末に施行されたからといって、そのままにしておけない大問題です。
安倍政権は、国民の反対世論の高まりを恐れ、「戦争法」に基づく新たな任務を自衛隊部隊の実際の運用に追加するといった表立った動きは控えていますが、一方で、「戦争法」施行に必要な規則類や訓令・通達の整備、教育訓練などの具体化を進めています。日本社会が今、最も深刻な憲法破壊の事態に置かれているのは明らかです。「戦争法」を廃止し、立憲主義を取り戻すことは焦眉の課題です。
「戦争法」には、自衛隊が海外での武力行使に乗り出すため、
▽「戦闘地域」での米軍などへの軍事支援(兵站)の拡大
▽戦乱が続いている地域での治安活動や「駆け付け警護」などの任務追加と武器使用基準の大幅緩和
▽地球規模で米軍部隊や兵器などを防護するための武器使用
▽集団的自衛権の行使
―という「4つの仕組み」が盛り込まれています。いずれも戦争放棄、戦力不保持を定めた憲法9条を蹂躙するものです。
中でも「集団的自衛権の行使」は憲法違反の核心部分です。
「戦争法」が可能にした集団的自衛権の行使とは、日本が直接、武力攻撃を受けていないのに、政府が「存立危機事態」と勝手に判断すれば、同盟国である米国などと戦争している第三国の攻撃を打ち破り排除するために、日本が武力を行使するというものです。米国がベトナム戦争やイラク戦争のような無法な先制攻撃の戦争を起こした際、日本が言われるままに集団的自衛権を発動して自衛隊を出動させ、米軍と共に武力を行使し、侵略国の仲間入りをする危険が現実のものとなっています。
日本を武力攻撃していない国に日本の側から武力行使をすれば、相手国からは日本による事実上の先制攻撃とみなされます。
国民の命と暮らしを守るどころか、重大な危険にさらすのが「戦争法」です。北朝鮮の核・ミサイル開発という暴挙を利用して「抑止力」になるなどという合理化論は成り立ちません。
深刻な内戦が続いている南スーダンPKO(国連平和維持活動)での任務拡大の動きなど、自衛隊員が「殺し、殺される」危険も生まれています。
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の2000万署名、桑名では「戦争法の廃止を求める桑名市民の会」を中心に推進をはじめ「戦争法廃止、立憲主義取り戻せ」の共同の闘いを一層広げていく時です。
署名は5/19(木)に国会へ提出します。署名は6月中いっぱい継続しています。
過去の侵略戦争を反省し、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」(前文)した日本国憲法の意義は、いよいよ明らかです。憲法の値打ちを広げ、解釈改憲も明文改憲も許さない国民ぐるみのたたかいの強化が必要です。
マスメディアの世論調査でも、憲法、特に9条は変えない方がいいが多数です。戦争法に対しても、成立前も成立後も、反対が多数です。こうした国民の声に応え、戦争法廃止、安倍改憲阻止のため力を合わせようではありませんか。参院選でも大争点にしましょう。

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