活動日誌−活動日誌
【16.04.26】 星野公平ニュースＮｏ．２５７発行
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星野公平ニュースＮｏ．２５７【内容】
１、日本共産党の「未来ひらく改革プラン」(参議院選)
−３つのチェンジで、格差をただし、公正な社会をー
２、進まない桑名市の情報公開（桑名駅周辺の事業を例に）
３、桑名市の「公共施設マネジメント」（ＦＭ）について（下記が全文です）
桑名市の「公共施設マネジメント」（ＦＭ）について
ＦＭ＝ファシリティマネジメント 「ファシリティマネジメントとは、企業・団体などの全施設および環境を経営的視点から総合的に企画、管理、活用する経営管理活動」（ファシリティマネジメント推進連絡協議会の定義より） ファシリティ＝土地、建物、施設、設備
桑名市は、今まで公共施設等(＊)を整備し、運営・管理を行うことで、様々なサービスを提供してきました。ところが、これらの老朽化が進んできたために、改修・建て替え等が必要になってきました。このためには、多額の更新費用が必要（財政難を桑名市はアピールしている。）になると共に、少子高齢化が進み、利用需要に大きな変化がみられるようになってきました。
(＊)「公共施設等」とは、学校・公民館・市営住宅などの「ハコモノ」や道路・上下水道などの「インフラ」のことを言います。
２０１３年 桑名市ＦＭ推進方針
「量の見直し」により総量の削減、「質の見直し」により修繕・維持管理費用の縮減を図るために「公有財産台帳の整備」を行う。（短期的には運用形態の見直し、長期的にはあり方の検討を行う。）
２０１３年度末 公有財産台帳の作成
２０１３年３月３１日に記載されているものは「４０１施設、１,６０８棟」です。
２０１４年８月 「公共施設マネジメント白書」の公表
対象施設は、「ハコモノ」と呼ばれる建築物で、公園や排水機場などの「インフラ施設」、倉庫・物置・便所などの建物用途や３０�嵬に�の小規模施設、消防団・地区集会所などを除く、「２２９施設、６６１棟、延べ床面積 約４４０千�屐廚如△海譴蕕慮従�や課題の把握を行う。
２０１５年２月５日 職員研修会
【内容】公共施設マネジメントにおいて、全庁的な理解と認識を深めるため、東洋大学ＰＰＰ研究センター長の根本祐二教授をはじめとする各分野の専門家４名を招いて、「ハコモノ」だけでなく、「インフラ」の老朽化問題、公民連携、公会計など、多角的な視点から講義を受ける。
２０１５年６月 「桑名市公共施設等総合管理計画」の策定
テーマは「未来をひらく桑名のまちづくり」です。
基本方針
「ハコモノ」今後５０年間で２,２３７億円（年平均４４.７億円）必要になる。
○更新費用の不足額や将来の人口減少を踏まえ、今後５０年間で、総量（延床面積）の３３％を削減する。※削減目標は、２０１３年度当初時点の施設数や運営費用をもとに算定したもので、将来更新費用不足額÷（将来更新費用＋公共建築物の運営にかかった費用）＝約３３％
○更新等により、新規建設する場合は、総量の枠内で行う。
○施設の更新は、原則、複合施設(＊)とし多機能化を図る。
「インフラ」今後５０年間で５,２３７億円（年平均１０６.７億円）必要になる。
○更新費用不足額と将来の人口減少をふまえ、適切な更新と維持管理に努める。
(＊)複合化のイメージ
小学校（学校教育・避難施設・地域開放・子育て支援）、公民館（生涯学習・地域活動）、福祉施設（高齢者介護・健康増進）などのサービスを一つの施設に集約します。複合化により、総量の圧縮や利用者間交流の向上、サービス向上が図れます。
他市の主な複合化の事例
○小学校と公民館、図書館の複合化
○中学校と保育所、デイサービスセンターなどの複合化
２０１５年１０月 公共施設等についての「市民アンケート」を実施
「市民アンケート」は、公共施設等の再配置やサービス提供、現在の利用状況などを尋ねるもので、無作為で抽出し、市民３,０００人（満２０歳以上）を対象に郵送する。
「市民アンケート」実施結果(２０１６年３月）
【内容】回収１,３５９人（４５.３％）。公共建築物（「ハコモノ」）の統廃合、再編、削減を求める誘導的質問になっている。考察は書かれているが、これで何を得たのかは不明。
２０１５年１０月２６日「ハコモノ」 職員研修
【内容】第一部は、パブリックハーツ(株)水谷香織氏の「公共施設マネジメントと合意形成」
に関する講演で、今後、公共施設（「ハコモノ」）の統廃合等を検討し、実施していく上で必要となる、市民や利害関係者との合意形成の手法を学ぶ。 第二部では、「公共施設マネジメントの仮想事例を用いた合意形成」について、４班に分かれワークショップを行い、意見を出し合った後で、班ごとに発表を行う。
２０１６年１月２６日「インフラ」 職員研修
【内容】研修の第一部は、「インフラマネジメントの取り組み（講師：(株)エイト日本技術開発 植村将一）」「名古屋市における公共土木施設のアセットマネジメント（講師：名古屋市緑政土木局路政部道路維持課 平尾高之）」に関する講演で、桑名市の道路・公園・上下水道等の現状や課題、名古屋市の取組みについて学ぶ。 第二部は、ワールドカフェ方式で、道路や公園、上下水道等インフラの維持管理における課題や名古屋市の取組みについて意見交換する。
２０１６年１月２４日 シンポジウム
【内容】(株)公共ファイナンス研究所代表取締役の阿部博人氏の基調講演「インフラ老朽化問題は解決可能か」があり、全ての公共施設を、今まで通り、更新することは不可能。放置すれば崩壊し、更新すれば、財政的に崩壊する。単純に削減すると公共サービスが崩壊する。⇒民間移管、統廃合、広域化等の必要性を話されたようです。
２０１６年２月２０日 市民ワークショップ
参加者は、「市民アンケート」で市民ワークショップへの参加を希望した１３名に限定。
【内容】「公共施設を活用した明るい地域の将来像」をテーマに、グループワークを行い、今後の公共施設の複合化や公共施設等総合管理計画の内容、まちづくり等について様々な意見が交わされました。各グループで発表を行い、参加者が良かったと思う意見に投票した結果、「人を含めたマネジメントが必要」６票、「データに基づいて」６票、「公共施設マネジメントも人づくりが大事」５票、「５０年間は長い」５票でした。
２０１６年度中 「実施計画」の作成（予定）
これまでの経緯を見ると、決して全員参加型ではありません。桑名市のやりたい既成の方向に進めているだけのようです。
「実施計画」の制定については、(案)を公表して、パブリックコメント等の実施を求めます。
