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【15.07.24】 今日は、「土用の丑の日」。日経新聞が社説で「『ウナギの日』に考えよう」とウナギについて言及している。

アユについても言及して欲しい。

私は1日早く、昨日鰻丼を食べた。いつもの寺町商店街の「うなぎセンター」で買ったものです。「くわなプレミアム商品券」を使った。孫たちと食べた。やはり旨い。これで暑い夏を乗り切れればいいのだが。
ウナギやマグロの生態は解明されつつあり、商売の為の養殖も採算の合うものに近かづいているのかもしれないが、人間が守らなければならないことが多い。
是非、アユについても言及して欲しいものだ。原因が何なのかはっきりしてくる。

「ウナギの日」に考えよう 日経 2015/7/24付

ウナギやマグロなどの水産物はほかの食料とは異なる点がある。サケ・マスなどごく一部を除き、畜産物や穀物、野菜のように人の手で供給量を増やす技術が十分に確立されていないことだ。関連産業や消費者は天然の資源を損なわないようにする必要がある。
絶滅のおそれが指摘されるニホンウナギは、水産総合研究センターが2010年に世界初の完全養殖に成功した。ただ、ウナギの生態は未知の部分が多く、人工稚魚の供給は年1万尾が視野に入った段階だ。養殖施設の需要はアジア地域全体で3億尾にのぼる。
近畿大学が先行するクロマグロの完全養殖も、養殖需要を満たすだけの稚魚の供給能力はない。
日本が得意とする完全養殖の技術を磨き、人工稚魚の供給を増やす努力は欠かせない。同時に、人工稚魚を確保できるようになるまでは天然の稚魚をとりすぎない資源管理が重要だ。
今年の水産白書は水産資源を減らす要因として過剰な漁獲や海洋・河川の汚染、産卵場所の藻場や干潟が沿岸開発で減少したことなどを指摘した。自然の再生能力を損なう主因は人間だ。
天然資源が減少したニホンウナギやクロマグロの稚魚は近年、高値で取引されるようになった。ウナギ稚魚の取引価格は一時、1キロ200万円を超えた。世界でとれるクロマグロやウナギの多くは高値に吸い寄せられるように日本の市場に集まる。高値は密漁や乱獲も誘発する。
供給削減につながる厳格な保護策は後手に回りがちだ。クロマグロの未成魚は値ごろな商材として小売りや外食店向けの需要も多い。しかし、関連産業が資源を持続的に利用し、消費者が好きな魚を食べ続けたいと思うのであれば資源量が回復するまでの間、一時的な我慢も必要だ。
今日は一年でもっともウナギの消費が増える土用の丑の日。わたしたちが口にするのは、資源保護が求められる特異な食料であることを考えたい。

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