活動日誌−活動日誌

【15.04.09】今日の地方版で新聞各紙は、桑名市の「ふるさと納税」が1億円を突破したことを報道している。

現行の「ふるさと納税」に反対する訳。

昨年の12月議会での反対討論から。
議案第152号 平成26年度桑名市一般会計補正予算(第6号)。
 現在行おうとしているふるさと納税について反対であります。最近報道姿勢が問題視されている朝日新聞の12月21日の社説に、ふるさと納税、原点は自治体の応援だ、こういった社説が出ました。この中に「東海地方のある市は、寄付のお礼として市内の施設への入場券を贈っていたが、今月から黒毛和牛すき焼き肉などから選べるようにした。すると、最初の2日間だけで昨年1年間の6倍を超す寄付が集まった。」と皮肉った内容で紹介されております。きのうも改めて新聞を見ましたら、何か1億円も行きそうだと言って、鼻息の荒いことを言っておられる首長さんがおられましたけれども。
 安倍政権は地方創生策の目玉としてこの制度を拡充する方針であるそうであります。そもそもこのふるさと納税は三位一体改革で地方交付税をカットしたところに大きな問題があって、何とか考え出された制度であるわけであります。
 現官房長官は今回の選挙のときに、東京に出て働いて税金を納めるとなると東京です。育ててくれたふるさとに寄附する仕組みがあったらいいなと思った、このように言っているそうであります。これには別に問題はありません。本来ならばここが出発点であります。そして、納税者の本来の思いを引き出すように制度を改めていくべきではないでしょうか。特定の人だけにサービスを提供するものであり、異常な変なことで競うようなことは今すぐやめるべきだというふうに考えております。

もう1つ、昨日の記者会見で、議会に報告されていたのは、「健康増進施設」についてです。

 桑名から発信する地方創生の幕開けとして、温泉事業の実現がパワーポイントで報告されていました。
 さすがに、賢明な新聞記者さんたちは記事にはされませんでした。感謝です。
 既に全国各地で失敗している温泉事業を桑名市で税金を使わずにやろうとするわけです。
 失敗するのは明らかです。病院事業と同じく多額の税金による補てんが見え見えです。
 伊藤市長の、多度住民の利権優先の誘惑からの勇断を求めるものです。

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