活動日誌−活動日誌

【15.01.16】 週初めの月曜日(12日)には、岐阜へ行って、「長良川市民学習会」に参加してきました。

内容は、「長良川のアユ」で、「世界農業遺産」「生物多様性とレッドリスト」等について勉強してきました。

市民シンポジウム「長良川のアユ」 ESD流域講座で主催は「長良川市民学習会」
 2015年は「河口堰運用20年」の年となる。「清流長良川の鮎」の2015年世界農業遺産登録への期待と準絶滅危惧種の検討を、「長良川のアユ」をテーマに、2人の講演と議論をする。

講演1「長良川上流のアユをはじめとする魚の状況と郡上漁協の取り組み」郡上漁協 参事 白滝治郎
 長良川上流域に魚類は10科30種、特にカジカ、ネコギギは清流のバロメーター。アユの1年と流域漁協の取り組み。サツキマスについても言及。郡上鮎は地域団体商標として登録、共同出荷体制を確立し認定店制度を導入している。「世界農業遺産」をめざし、5つの認定基準をクリアさせる。アユを守るために長良川源流の森育成事業にも取り組む。カワウ、カワアイサなど空からの敵も多い。水上レジャー(ラフティング)との共存問題も。

講演2「長良川のアユと生物多様性」岐阜大学 准教授 向井貴彦
 生物多様性の解説から始まり、「レッドリスト」に言及する。「国際自然保護連合(IUCN)版、環境省版、県版、市町村版がある。」「全体的な評価と地域の現状は一致しない。」「自分たちの暮らす地域の自然を守るためにはその地域版のレッドリストが必要。」と指摘される。「世界農業遺産」については、規模の大きい養殖アユの釣堀にならないか心配である。

シンポジウム「長良川のアユ」コーディネータ 粕谷志郎 代表
 2人に対する質問と長良川河口堰の問題も出された。

「しんぶん赤旗」1月16日付東海・北陸信越のページでも報道されています。

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