活動日誌−活動日誌

【14.07.01】6月議会 反対討論・賛成討論

今議会に提案されている18議案中、8議案に対して反対討論

1、議案第90号 専決処分の報告及び承認を求めるについて(桑名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)

国が保険税の負担額の限度額を引き上げたからといって、自治体が引き上げる理由はありません。限度額を上げなければならないと、議会に提案もせずに専決処分をすることは異常であります。今年初めの国保の運営協議会では提示しており、この間の議会で正式に論議できたはずです。まさに専決処分の乱用です。
更に、上限のアップは全体の保険税の値上げに繋がります。国の指導のように応能割と応益割を5対5にすれば、今後低所得者層への保険税が上がっていきます。

2、議案第91号 平成26年度桑名市一般会計補正予算(第1号)

ついに、マイナンバー(国民総背番号)制度導入のためのシステム整備費が計上されました。昨年、安倍政権で法律が制定されましたが、個人情報やプライバシーの保護、情報漏えいや犯罪の防止策が整備されてきているとは思われません。住民の同意がなくても他の部局への情報提供が可能になることに対して、当局は「情報提供者は情報照会者に対して、厳格な本人確認の義務付け、利用範囲や番号収集用途を限定して情報を提供しなければならないと規定されている。」と言うだけで納得のいく説明では在りません。
もう1点、コミュニティ支援事業助成金は、宝くじの収益金を全国にばら撒くものであり、市内の自治会・市民に提供するに当たり、公表が不十分であり、公平性が確保されていないため反対です。

3、議案第92号 平成26年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
4、議案第93号 平成26年度桑名市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
5、議案第94号 平成26年度桑名市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)

この3議案は、議案第91号のマイナンバー制度導入と同様で、マイナンバー制度を開始するに当たり、個人情報・プライバシーの保護への対策が不明瞭であるため反対です。

6、議案第97号 桑名市市税条例等の一部改正について(法人税の減税に反対)

法律の改正によって行われるものですが、収入が増えず苦しんでいる私たち市民には消費税増税を押し付け、儲かっている法人に減税することには反対です。税は能力に応じて負担するのが原則です。

7、議案第98号 桑名市建築審査会条例の一部改正について

建築審査会を、何回か傍聴させて頂きました。まともな議論がされていません。秘密会も多いようです。専門的な事が多いですが、公募委員も入れて市民の立場からの声も反映させるべきです。委員数を減らす様な事をする必要は断じてありません。

8、議案第102号 桑名市いじめによる重大事態再調査委員会条例の制定について

市長部局での設置には、教育の独立性の観点から問題があります。
いじめの問題は教育の問題であり、教育委員会が中心となって、保護者・子どもたち・学校でしっかりと議論をして進めていくべきです。市長部局がしゃしゃり出る場面ではありません。

請願第3号「新病院建設の再検討を求める請願書」に賛成討論します。

その前に、請願者に直接意見を聞くことができたのに、実施されなかったことは残念でした。
また、新病院の整備等に関する特別委員会が請願を審査した後、秘密会として病院建設の現況について市長はじめ2人の副市長を入れて報告した事に対して抗議しておきます。
後程される伊藤研司議員の反対討論の理由には、「病院建設はいのち生命に関わる問題」と書かれていますが、この見解は私共も同じです。

この請願に賛成する理由は、本当に充分な論議がなされているのかという問題です。
市の財政的な問題。とにかく業者を探せという無責任な話だけ進んでいます。本会議でも何十億でも追加せよと言う無責任な話が出ています。
南海トラフ巨大地震による被害の問題。
スーパー伊勢湾台風の高潮に対する影響。
新病院の診療概要を市民が理解しているのか。
話が進んでいないこの時期にこそ、病院側は市民に対してしっかりと説明を行うべきです。
今、やみくもに進むのではなく、立ち止まって考えるべきです。

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