活動日誌−活動日誌
【14.04.04】 どう考えてもおかしい、リニア新幹線の推進
朝日新聞の記事が面白い。昨日は、南アルプス総合学術検討委員会委員長の佐藤博明氏が投稿していた。
(私の視点)リニア新幹線 長期工事、自然破壊を懸念
3千メートル級の高峰13座が連なる南アルプスの重量感あふれる景観と、海底からの隆起でつくられた地形・地質は、日本列島誕生に関わる地球史的な山塊だ。そこには氷河期の遺存植物・・・・など希少種が分布し、多様な生態系が広がっている。
(中略)
JR東海(倒壊)は、このかけがえのない「宝の山」の直下に全長22キロのトンネルを掘り、リニア新幹線を走らせるという。同社の副社長・金子慎氏が、今年2月3日付の「私の視点」にも「リニア新幹線 地域の活力にもつながる」とする一文を寄せている。しかし、品川―名古屋が開業する2027年まで続く工事の影響がどこまで広がるのか懸念が大きい。
まず、トンネル工事のための斜坑・坑口付近に設けられる作業用重機・車両、資材などの置き場などのために、静岡エリアだけで360万立方メートルもの掘削残土が発生するという。それらは地形的に・・・・・・周辺部の自然環境や動植物の生態系が壊されないか。
(中略)
リニア新幹線では経済効果や利便性が強調されているが、それを数千万年の時を経て創り出された自然史的価値と引き換えにしていいのか。いま一度、広く議論をしていく場を設けてほしい。環境保護という観点に、JR東海は真摯に向き合うべきではないか。
全く異論なしです。