活動日誌−活動日誌
【14.01.26】 今日、日本共産党後援会の「新春のつどい」があった。
国会開催中、佐々木憲昭さんがみえた。
私の挨拶から、(用意していた原稿です。)
今日は、市会議員の星野です。今日は佐々木憲昭さんをお招きしての日本共産党後援会の「新春のつどい」にご参加頂きありがとうございます。
前半はちょっと堅い話ですが、後半は楽しんでいただけますので、最後までよろしくお願い致します。
新しい年を迎えましたが、昨年末の秘密保護法案の成立やすでに実施されている生活保護費の切り下げを始めとしこれから予定されている福祉関係の切り捨てには酷いものがあります。4月からは消費税増税です。これらの問題については後程、佐々木憲昭さんの方から話があると思いますので、私からは、現在の桑名の問題について3点ほどお話させて頂きます。
1つは、新病院建設と地域医療、そして「地域包括ケアシステム」(後で解説します)の問題です。皆さんもご存知のように、新病院の入札は不調と報道されました。明日、27日に病院の特別委員会が開かれ説明を受ける予定です。その後市長が記者会見するようです。来月4日には、病院問題で臨時議会も予定されています。
新しい病院の全容は明らかにされてきていますが、本当に私たちが望む病院かは基本計画の段階から、多くの疑問がありました。私たちは、これを機に「建設場所から考え直せ」と主張しましたが、あの場所(駅に近いというだけで、土地は海抜0メートル、そして狭い)で検討を進めると言う返事でした。原材料の高騰、人手不足、平成27年4月一部開業という工期の問題(朝7時から夜7時まで、土曜休みなし)等の状況から推測すると更なる予算追加が出てくると思われます。私達の負担・桑名市の借金がさらに増えることになります。詳細がわかりましたら、皆さんと共に考えて行きたいと思います。
そもそも出発は地域医療の再生です。桑名でお産ができない。小児の救急や入院ができない。他の救急も受け入れる病院がなく、隣の海南病院や四日市市立病院に送られると言う問題でありました。これの解決策の一つが病院建設でした。この原点に戻って考え直す必要を感じています。
ところで、桑名市では、「第3期桑名市地域福祉計画」というものを作成中です。
計画案を公表して、1月16日から2月14日までパブリックコメントを募集しています。100頁近いものですが、是非、読んでいただき意見を出して頂きたいと思います。
基本は、昨年の国の社会保障制度改革国民会議報告書にある自助を基本とした互助の掘り起こしであり、「地域包括ケアシステム」の構築、ボランティア活動の見える化であると書かれています。
「地域包括ケアシステム」は、「できる限り住み慣れた地域で尊厳をもって暮らせるように、介護・医療・住まい・生活支援・介護予防を一体的に提供するシステム」とされていますが、実際は、病院から患者を追い出し、資格のないボランティアに地域で面倒みさせようとする、安作りのシステムです。はたして市民権を得られるでしょうか。桑名市は他市に先駆けて、地域包括ケアシステム推進協議会をつくり、厚労省から来た副市長を先頭にこれを新病院建設と共にやろうとしています。
ボランティア活動への強引な参加の呼びかけと社会福祉協議会の活用がメインになっています。計画案を精読し、反論していきたいと思っています。
2、教育問題で土曜授業の実施です。
安倍政権によって教育の面でも右傾化が現実化してきました。道徳が教科化され、教育内容が変えられ、教育委員会も首長のもとに置かれようとしています。
桑名市教育委員会は、平成26年度(4月)より、各学校において、土曜授業を年間3回以上実施することを決めました(教職員は午前中4時間勤務)。目的は、?子どもたちが土曜日をうまく使ってない。?平日の6限目を減らし(平準化)土曜日にもってくる。?保護者の授業参観日を増やす。等々だそうです。文部科学省はアンケート等を実施し、その結果土曜授業の実施を「国民的な議論に資するよう」求めていましたが、桑名市では人の意見(保護者など)も聞かずに国・県の圧力で方針を決めました。具体的な実施については県の教育委員会や教職員組合からの回答待ちのようです。
3、環境問題 桑名・員弁広域環境基本計画が作成中です。
すでにパブコメは実施され修正中だそうです。特に次の2点について、はっきりとした回答を求めました。
?何故広域計画なのか
「水質や大気などの保全や、ごみ問題、エネルギー問題、生物多様性の損失など、私たちを取り巻く環境に関する課題を解決していくためにも、自治体の境界を越えた取り組みが必要」「環境基本計画を広域で策定することは、桑名・員弁地域が一つのまとまった地域として、一体的な環境の取り組みを推進していくための根幹を形成するもの」と書かれているが、何故広域計画なのか、広域計画の必要性と意義が不明です。(施策などは市町別になっている。)
? 騒音問題を取り上げてください
「住民の快適な生活の確保につながる、騒音、振動、悪臭などの防止について、関係法令に基づく規制や指導の強化、事業者の自主的な取り組み等により、生活環境の維持・向上に努めていきます。」とあるが、特に一時日本で一番うるさいといわれた23号線地蔵交差点の騒音は最近話題にされないが重要な問題です。木曽岬町は取り上げ政策化しているが、桑名市は木曽岬町のようにどうして取り上げないのか。(工場騒音についても同様)