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【13.12.17】 福岡生存権裁判 原告敗訴
今後も歯を食いしばって頑張っていきたい
12月16日、福岡生存権裁判の差し戻し審で、福岡高裁は、原告敗訴の判決を出しました。これは北九州市の生活保護利用者33人が、70歳以上の生活保護利用者に支給されていた老齢加算の廃止は憲法違反だとして、廃止処分の取り消しを求めていたものです。原告側は上告の方針で、今後も歯を食いしばって頑張っていきたいと決意されているのが報道されています。(12月17日しんぶん赤旗14面参照)
「生存権裁判」とは…生活保護の改悪は保護を受けている人だけの問題でなくすべての労働者・国民生活の最低保障基準=ナショナルミニマムにかかわる問題です。生活保護の改悪で老齢加算や母子加算を打ち切られた高齢者や母子家庭100人以上が「人間らしい暮らしと生きる希望」をとりもどすために裁判をおこしました。
政府は生活保護基準を下回る低賃金労働者や低年金生活者がいることを理由に生活保護基準の切り下げを行っています。「国民の最低限度の生活」の目安となっている基準の生活保護基準が切り下げられることは、今でも低すぎる最低賃金や年金、税金の課税基準などが歯止めが失ってもっと引き下げられることになります。(全生連HPより)