活動日誌−活動日誌
【13.11.08】 先週土曜日(11月2日)第46回 区画整理・都市再開発 対策全国研究集会に参加してきました。
10年ぶりに徳島市の議員にも会いました。
今回、都合により1日だけの参加となりました。
内容は概ね下記の通りでした。課題の解決には至っていません。
1、 情勢報告 区画整理・再開発―大規模公共事業復権の流れをどうみるか
今西一男 福島大准教授
? 大規模公共事業復権の流れ
橋本行革の公共事業改革論議、小泉構造改革の規制緩和、民主党政権の地域主権改革(コンクリートから人へ)、自民復権で公共事業の拡大
? このなかで、区画整理、再開発は
区画整理、事業量の低下・大規模プロジェクトに特化
再開発、強まる合理的な地上げ・勢いづく再開発
? 都市は誰のためのものか
アベノミクスや国土強靭化に期待するか、積み上げてきた住民運動の経験を生かすか。
2、各地からの報告
? 山で残したいーUR施行の中で(八千代市)
父から受け継いだ山林を残したいとの強い信念を持って、粘り強く孤軍奮闘して存置換地として山を残すことに成功。
? 東墨田スーパー堤防、再開発への反対(墨田区)(日高秀二)
民主党政権で一旦中止となったが、自民党政権の発足により計画が復活する。まちづくり協議会の勉強会に対抗して、学習会を組織する。
? 鉄道事業の立ち退きに直面して(横浜市西谷駅前)(冨澤明弘)
感想等から。施工者や行政の言葉を信用してはいけない。自分でも調べる。近隣の同じ境遇の人とスクラムを組む。全ては自己責任。戦わなくては権利や財産を奪われてしまう。
? 高圧線下の仮換地、縄のびはく奪の事業とたたかう(和光市駅北)(岡村栄一)
仮換地指定に対して33名から行政不服審査請求が出されるという異常な区画整理事業。行政は、誰もが住みたくなる街など考えていない。
2、 問題提起 住民運動の悩みを語りあい、連絡会議の明日を考える
勝俣秀一 代表世話人
1968年から45年間、常に住民の立場に立ち、住民運動のバイブル・指針となってきた。行政やゼネコンも注視している。会員数の減少で曲がり角を迎えている。事業の減少もあるが、住民いじめの事例は後を絶たず求められる役割は大きいものがある。何としても将来にわたり、住民運動のニーズに応えられる連絡会議を守り育てていかなければならない。
4、分散交流会
高齢化のために住民運動が進まない悩み。議員には入会してもらう。情報の発信を。実例がみたい。マスコミの利用の仕方。など色々な意見が出された。