活動日誌−活動日誌

【13.06.21】 11時20分から45分間、一般質問を行いました。

今日は。日本共産党の星野公平です。

 職員の新聞沙汰(不祥事)が続きます。これでは市民からの信頼が得られません。どこに問題があるのでしょうか。職員倫理審査会を傍聴しました。行革推進委員会でも外部委員から言われましたが、まだまだ内部に自らに甘い、甘く評価する体質があるようです。委員会の内部委員や事務局の構成を見ても改革への期待が持てません。私共も(議会も)襟を正さなければならない所は正していきたいと思っています。
 市長の提案説明の中で、アベノミックスを評価し、期待している姿勢には失望しました。一部の大企業と富裕層の方が潤っているだけで、市民は物価高や負担増に苦しんでいます。職員の給与削減が行われます。今後は民間にも賃下げが波及するでしょう。来年4月から消費税増税が実施されれば、更に先行きは真暗です。
 今議会、補正予算が上程され、肉付け予算に期待をしていましたが、どこに肉付けがあるのかよくわかりません。市長、もっと自分の意志を出して周りを説得して、市民の期待に応える、喜ばれる補正予算を出して下さい。私たちも提案・要望しています。したがって、一昨日だされた4つの請願(TPP・消費税増税ストップ、風疹ワクチンの公的助成、いくらお金がかかるか分からず、地震・水害対策からも病院建設の建設場所からの見直し)に重きを置いた6月議会にしたいと思います。
 国の社会保障削減政策は、医療、生活保護、介護保険、年金など広範囲にわたっています。消費税増税とダブルパンチです。私たちの任務として市民の生活・命を守らなければなりません。
 今回は、教育・都市計画・環境(入札問題を含む)の3点について質問をします。
 質問に入る前に一言、
 先週の土曜日より、町屋川で放流した鮎を守るためにカワウ退治、鉄砲・散弾銃による捕獲が始まりました。県が許可したようですが、農林水産課の方には対応していただいていますが、事故が起こらないよう、市として、鉄砲の使用を止めさせるとか、川に遊びに来る人などに徹底した周知が行えるようお願いします。
それでは、
 一問一答で一般質問を行います。
 

1、 教育関係の問題について

 水谷教育委員さん、今日はお忙しい中出席していただきまして有難うございます。答弁をお願いしますと共に是非議会を見ていって下さい。よろしくお願いします。

(1)小学校給食に異物が混入されていた事件について、? 現場はどうなっているのか ? 全体的な対策はどうするのか、質問します。

 4月25日、在良小学校で学校給食に、金属片が混入しているのを児童が口に入れる前に発見。調理器具として使った湯切り用のざるの取っ手付近の網目が欠損し、紛れ込んだとみられています。幸い異常を訴える児童はいなかったようです。
 学校側は、速やかで適切な対応をなされたそうです。
 教育委員会は、当校のざるを取替え、各学校に学校給食調理器具等の緊急点検を行い、調理作業中の調理器具の使用前と使用後の点検確認を指示したとのことです。   
 調理現場の関係者の話ですと、このざるは、かなり老朽化しており、現場からは再三更新の要請があったものの、予算がないと言う事で見送られていたそうです。その他にも問題があるようで、5月2日に現場の視察と現場の声の聞き取りを行いました。ざるの現物は、すでに教育委員会が回収して、廃棄処分をしたそうで見る事は出来ませんでした。調理室は、天井から雨水が洩れ、床は、緑の防水シートが剥がれ、欠けた部分を踏むと下から汚れた水が出てきました。食器洗浄機は、ガス湯沸しが付いておりますが、弁が不調のため不完全燃焼の危険もあるそうです。乾燥機の扉の不具合は、完全に閉まらず、手前に机を押し当てて、乾燥時に閉めているそうであり、扉には左右段差がありました。ボイラーからの水漏れもあるようです。でき上がった給食を各フロアーに運搬するエレベーターには細心の注意をしてもらいたいものです。
 今回の事故後、各学校の給食調理関係を調べられたようですが、調査結果はどうでしたか。対策(予算措置)はどうされますか。

(2)教育委員会について、? 教育長不在の教育委員会は、その機能を充分果たしてしているのか ? 5人目の委員は何時どのような形で選ぶのか
ですが、人事案件が提出されるようですので、教育委員会の機能などについて質問します。

 4月15日、教育再生実行会議が安倍首相に「教育委員会等の在り方について」提言を出し、下村文科省大臣は教育委員会制度の改革について中教審に諮問を行いました。
 中教審は4月25日の答申「第2期教育振興基本計画について」で「教育委員会について、その責任体制を確立し、現場の問題に迅速かつ的確に対応できるよう、抜本的な改革を行う」と述べており、来年の通常国会には改定法案が提出される様です。
 提言の中味は次の3点のポイントです。
? 教育委員会制度の現状を「責任の所在の不明確さ」「教育委員会の審議等の形骸化」「危機管理能力の不足」があると評価しています。これは、
 ・教育長を除いて教育委員長も他の教育委員も非常勤の職員である事。
 ・「教育委員会会議」の開催回数も開催時期も、課題の複雑化と多様化に比して少 
ない事。
 ・教育委員は教育や教育行政に「素人」であっても良いという制度である事。
 ・教育委員になったからといって活発に議論して主体的に政策や方針の立案を行 
うことは困難な場合が多い事。ーー等々のようです。

? 首長が議会の同意を得て任免を行う教育長を地方教育行政の責任者とする。

? 国と地方の関係については、子どもの教育についての最終的な責任は国にあることを明確にする。

 このような方向に進むことには教育行政の独立性・中立性を保つ上で重大な問題があります(侵害するおそれ)。
 戦後改革で、教育分野に「行政委員会制度」が採用され、教育委員会制度が導入されたのは職務の性質から独立性・中立性・専門性・利害調整などが特に必要とされたからです。当初、教育委員は公選で選ばれましたが、任命制に改悪され形骸化されました。
 今、重要で必要なことは、教育委員会を住民にとって身近な存在にすることです。住民が会議を傍聴すること、会議に請願権を行使すること、委員と懇談すること、各学校に子どもを中心に据えた子ども・保護者・教職員の三者協議会を設けることが期待されます。公選制の復活も大きな課題です。教育委員会の開催は、役所の玄関横の掲示板に張られるだけです。どれだけの市民の方が掲示板を見ているのでしょうか。(何時行われるのか分からないのです)
 教育長不在の半年ほど、教育委員会は、その機能を充分果たしてきたと思われますか。特に幼稚園の再編という大きな課題がありました。再編計画について委員会の意見(パブコメの重視)は事務局に伝わっていますか。(計画公表がなされた内容を見ると委員会の意見が反映されているように思えない。)

2、 都市計画の問題について

(1)桑名市に「都市計画」はあるか。(桑名駅周辺のあり方)

 12月議会の私の質問に対して、市長は、「桑名の自然を守るための中で、桑名に都市計画はあると思われるかにつきましては、あるというふうに認識をしております。」と答弁されました。一体どのような都市計画があるのか説明ください。
駅前広場は車の渋滞、巨大な遊技場、幽霊ビル化しそうな建物、高さ制限のない高層マンションの林立です。どう見ても都市計画があるとは思えません。市長の見解を伺いたいと思います。

(2)、市内の違法建築物の監視は

 桑名市内の建築物はすべて建築基準法、都市計画法に則っていますか。無法地帯とも思われます。
? 現状は、どれ位の違法建築物を把握しておられますか。
? 取り締まる方法はあるのですか。
? 違反建築は情報公開(公表)しないのですか。

(3)土地開発公社所有(城山児童公園用地)売却問題について市の見解は

 先週6月14日住民の方から、「城山公園整備の要望書」が市長あてに出されました。長年、地域の住民にとって憩いの場となっており、何とかして公園として残して欲しいというものです。
土地開発公社は、1区画を多少大きな区画としてスマートハウス建設などを前提に売却しようとしていますが、一度なくした緑や空間は直ぐには戻ってきません。
公園予定地であるわけですが、何故止めるのか。経緯を説明ください。残せる方法を真剣に考えたのかも説明ください。

3、 環境問題について

(1)一般廃棄物の処理について
? 資源ごみ回収の状況は(入札問題も)

 一般廃棄物の処理については、毎年計画を策定し公表されています。そして、ゴミの発生抑制と排出抑制、分別と資源化、適正処理については、行政、広域清掃組合、広域連合、業者、市民の皆さんが一丸となって頑張っている所です。
 現在、資源ごみの回収業務は、収集から運搬・選別・処分まで一部の業者に依存している状況です。紙類・缶類・ビン類・布類・ペットボトルの回収量と販売金額とその収支について報告下さい。

 ? 随契を止め、入札を行ったが効果は
 今年初めて、資源物回収業務(*)を条件付一般競争入札で行なわれました。応札業者は1社のみで、1回目の入札は予定価格(市が独自で試算した価格、非公表)の範囲内に入っていないという事で不調に終わり、再入札(2回目)を実施し、818万円で決定となりました。
 1回目の入札書の価格は877万2207円でした。
 818万円は、予算要求書にある資源物回収業務委託料(スーパー、多度、長島を除く)と同額です。
応募は1社のみで、見せかけの一般競争入札ではないか。
 スーパー回収はどうして指名入札としたのか。
 資源回収処理費用の積算資料(自治会、スーパー、施設と多度・長島も)はどうなっているのか。
 随契を止め、入札を行ったが効果はどこにあったと理解しているのか。
                                  
(2)クルクル工房で何が起こっているのか

? NPOの入札参加資格停止について
 クルクル工房は、全国的に有名で視察が絶えないようですが、中で何が行われているのかよくわからないところがあります。
 3月には、突然、業務を委託しているNPOが入札参加資格停止になりました。何があったのか説明ください。

? 生ごみの堆肥化はうまくいっているのか。
 昨年、6月より委託業者がこのNPOに変わりました。昨年の6月議会ではこの経緯を質しましたが、不透明の部分が残っています。
生 ごみの堆肥化で、以前の方法から変わった点について説明ください。

答弁はビデオで確認後掲載します。

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