活動日誌−活動日誌

【12.03.06】 質問初日の最後に代表質疑を行いました。

代表質疑の概略(これからビデオを見て精査します。)

こんにちは、日本共産党の星野公平です。
さっぽろ・さいたま・東京立川で孤立死の報道が相次ぎました。どこにも相談できない困窮家庭、社会的な接点の少なさが問題視されています。
また、国保税を滞納したことによって正規の保険証を取り上げられたり、窓口負担金が払えないなどの経済的理由によって、医療機関への受診が遅れて死亡した人が昨年だけで67人にのぼったと全日本民主医療機関連合会(民医連)の報道もありました。調べてみると、三重県では3例もありました。しかし、これらは氷山の一角で全国では5000人を超えていると推定されています。
これが今の日本の現状です。
桑名市でも、2009年に餓死事件があり、孤独死が続いた事は忘れ去ることができません。
今、国は、「社会保障と税の一体改革」で、社会保障(年金、医療、介護、子育て等)を改悪し、私たちに大幅な負担増(消費税の大増税)を強要しようとしています。これでは、私たちの生活が破壊され、経済も混乱に陥ることは、歴史が証明しています。
桑名市は、今、何をなすべきなのか。
役所内であった不祥事を解明して根絶させ、国の悪政の防波堤となって、市民の暮らし・生活・健康を守ることが求められています。
以上を前提に、日本共産党桑名市議団を代表して、市長に大きく4点1、不祥事関連問題、2、防災(安心・安全に暮らせるまちづくり)、3、民間への委託問題(効率的なまちづくり)、4、福祉のまち桑名(健康で思いやりのあるまちづくり)、について伺います。
一問一答で行います。

1、職員の倫理と入札制度について、
今議会、冒頭での市長の「最後」の「市政運営の基本的な考え方と主要な取り組み」「新年度予算や議案の説明」には全く失望しました。
市長は、昨年の最大の事件、職員や市長自身の後援会の側近者等の逮捕事件について何も触れられませんでした。もう終わった事なのでしょうか。私は、この問題の真の解決なくして、先には進めないと思います。
(1)この問題を解決するためにか、今議会に2つの条例(職員倫理審査会、入札監視委員会)の制定が出されています。
? 「職員倫理審査会条例」では「職員倫理条例」制定に向けてと言っていますが、職員の倫理とは何だと考えていますか。
? 「入札監視委員会条例」制定で、「入札調査委員会」との関係はどうなりますか。今後の入札制度をどうして行こうとするのですか。
【答弁、市長公室人事?】
【再質問】・現在の「倫理規程」との関係は。その中にある「倫理委員会」の設置はどうなっているのか。
・市長公室長に「倫理観を求める陳情」が議会に提出されましたが、感想をお聞かせ下さい。
【答弁、総務部契約?】
【再質問】・要綱から後退していないか(開催時期と回数は)
・入札監視委員会と入札調査委員会の違いがよくわからない。常時、入札調査委員会には外部委員を入れるべきではないか。
・入札制度、変動制で良いのか、中央公契連モデルの復活を、(公契約条例)
(2)研修については、市長は、冒頭の説明の中で能力開発の研修しか述べておられませんでした。今必要なのは、先ほど(1)の?で質しました「倫理」に関わるもので、特に幹部に対する人間としての研修だと考えます。?・尊敬される幹部とは。?・公務員としてあるべき姿は。どの様に考えられておられ、これらのための研修の予定はありますか。どの様に進められますか。
【答弁、市長公室人事?】
【再質問】
・業務以外の情報、部下の健康状況
・まちづくりの主役は市民、行政は市民と共同して、現状は主従が逆転しているのではないか。

2、防災に関して
市長の言う「安心・安全に暮らせるまちづくり」ですが、市長は重点3本柱の1つである「防災・減災」で色々と述べられましたが、具体的なところが見えませんので、次の2点について質問します。
(1)災害時に水道(水)をどう確保するか
昨年の水道建設常任委員会では、上下水道事業における災害対策について、提言しました。回答は、日本水道協会の報告待ちや、現在作成中の「水道事業基本計画」の中で考えていくという内容でした。災害は何時来るかわかりません。現時点での災害ごとの水道がストップした場合の桑名市の対応、独自の市民への水の提供の方法をお示しください。
【答弁、水道?】 
【再質問】・名古屋市の例
・水は何処へ行けばあるのかを明確にする
(2)市民に災害時の避難方法等を徹底させるには
来年度予算においても、啓発のためや、具体的な物品購入がたくさん上がっています。私は、いくら広報しても市民の方一人一人が災害時にどうすればいいのかが分かって頂かねば目的は達したとはいえないと思います。市民に災害時の避難方法まで具体的に徹底しなければ災害から市民全部を守ることはできません。その手立てを問います。(時間の関係で答弁を求めなかった。)
・いかに逃げるか、啓発活動から → 一人一人明確に徹底する。

3、次に、市長の言う「効率的なまちづくり」ですか、公の施設の管理・運用について質問します。ワーキングプアの図書館PFI、公園等の管理をしない指定管理者等成功とはいえません。
(1)まず、個別の問題について質問します。
? 何故母子生活支援施設である山崎苑を民間(?)である社会福祉協議会(沢山のお金が市からいっている。もちろん人も)へ運営委託するのか。個人情報保護の問題もあり、公営で行うべきではないか。検討の内容を報告ください。
? 小学校給食の民間委託は全校に及ぶのか。
【答弁、福祉?】
【再質問】・社会福祉協議会に母子生活支援施設運営のノウハウはない。
・現在働いている職員はどうなるのか。
・公営や指定管理では「加算制度」の活用は進まないとは、どこに問題があるのか。
【答弁、教育?】
【再質問】省略
(2)桑名駅北有料駐輪場の会計収支はどうなっていますか。
最初は、シルバーに業務委託、今は(平成21年度から)、指定管理者はメカトロニクスになっています。予定通り、建設費の償還は進んでいますか。
【答弁、都市整備?】
【再質問】・平成18年第1回定例会での都市整備部長の答弁は、(利用収入3800万円、支出2200万円、差額1600万円を建設費の償還に充当する。)
この様な民間への委託(PFI、指定管理、業務委託)の状況を鑑みて再考を求めました。

4、最後に、私たちのまちのめざすべき姿は、「福祉のまち桑名市の実現」にあるのではないでしょうか。市長の言う「住みよさ日本一」は、単なる計算式で出される結果に過ぎません。実感が感じられません。市長は「健康で思いやりのあるまちづくり」の中で医療体制の問題で新病院の建設や地域医療について言われていますが、私が冒頭に話したように、保険証が無ければ、病院で多額の医療費が請求されます。お金がなければ医療機関にかかれません。最近の国保税の滞納者に対する取立てには酷いものがあります。(すぐに県の回収機構送りになり、僅かな預金も差し押さえられます。)
福祉のまち桑名市にするために
(1)国民保険税の値下げを
後期高齢者医療制度の保険料の値上げが、知らない内に、知らないところで、決定されていました。4437円、9%アップの5万3642円です。
さて、国保会計は今年度補正で基金に2億円積み立て(累計で6億7000万円に)、市に5000万円返します(返せとは言っていませんが)。今、市長の英断で、誰もが払える国保税へ第一歩として、1世帯あたり1万円以上の保険税の値下げが可能です。やられませんか。
【答弁、国保?】
【再質問】・健全な保険財政の維持とは何ですか。(払える保険税にして、皆が払えるようにするのが、健全な保険財政ではありませんか。)
・保険税の滞納状況は・資格証明書、短期証の発行は1500以上。
(2)介護保険料の値上げストップ
介護保険条例の改正案が提出されています。65歳以上の方の介護保険料が17%も値上げされ、自動的に年金から引き落とされていきます。この値上げの問題について、保健福祉部長は6月議会で、できる限り利用者の方が受けるサービスの低下や負担増につながることのないよう、来年度からの事業計画を作成してまいりたいと考えておりますといわれ12月議会では保険料の上昇は避けることができない状況にあると判断しております。」といわれました。
? 何故こんな保険料になったのですか。
? どうして、一般会計から繰り入れないのですか。
【答弁、介護?】
【再質問】・基金を取り崩した(429百万円)と言いますが、それ以上の「調整交付金相当額との差額」476百万円が算出の中に入れられています。1号被保険者の負担は21%と言われていますが、実質いくらになっているのですか。
・被保険者への説明責任はどうなっていますか。
・段階の細分化について、松阪と比較してどうですか。
上記の再質問は時間がなく出来なかった。
最後に、1号被保険者の負担は21%は嘘であることを言って質問を終わりました。
以下は質問できませんでした。
(3)福祉医療費の窓口負担ゼロに
せっかく、医療費が無料になったのに、手持ちにお金がないと医者にかかれないという現実があります。
市からは、毎年県のほうに依頼していただいているということで、ご努力には感謝していますが、知事が変わり、実現への見通しはありますか。

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