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【11.09.30】 桑名市総合計画後期基本計画の策定について」の反対討論

3ページ程の意見書も付け加えられる。

日本共産党の星野公平です。
「議案55号 桑名市総合計画後期基本計画の策定について」反対討論します。
4月から行ってきた「総合計画後期基本計画検討協議会」では、桑名市総合計画後期基本計画(素案)について、当局に質疑をし、提案をしてきました。そして、本議案が提出される前に「協議会」としてメンバーの間で論議をし、意見を出し、一部反映されている所もありますが、全般的に反対でありました。
日本共産党桑名市議団は、2006年9月議会で桑名市総合計画の基本構想に反対しました。
その理由は、1点目、憲法9条を変えて戦争ができる国づくりをしようとその手始めに出てきた国民保護法に基づく国民保護計画の策定が明記されている事。
2点目は、差別のない明るい都市・桑名の実現をいっていますが、同和行政の終結を目指すことが明記されていない事。
3点目は、民間の経営手法を取り入れた行財政改革路線を一層強化するという事。即ち、自治体が本来責任をもってしなければならない仕事を次から次へと民間委託や民営化、指定管理者制度へと移行していく事。でした。
今議案に反対する理由は、上記に加えて、
1、 前期における進捗状況の判断に大きな相違のある事です。
? 市民病院の独法化によって、地域医療の充実が図られているのか
? 旧桑名市内の中学校給食はコンビに弁当方式でいいのか
? 住民の意思を無視し、予算の見通しも無い「桑名駅西土地区画整理」は計画的に進んでいない
? 都市ガス民間譲渡は、地元業者の仕事減らしと利益の圧迫になった
? パブリックコメントは要綱で実施し、議会の正式な承認を得ていない
? 同和問題は、終結への前進が見られない
? 指定管理者制度によって、市民サービスの向上は図られていない
? 市の媒体への広告掲載は、収入増になったとはいえ、マイナス面が多い
2、 後期基本計画作成の方針と構成に関してです。
? 「実現性の高いもの」と言う事で安易・安直な計画になっている
? 成果指標の設定は、何度も指摘しましたが、曖昧でいい加減です
? 戦略プログラムから部門別計画への流れが当局も理解しているようですが、分かりにくいです
3、 部門別計画で賛同できない主なものを列挙しますと、
? 「総務政策」  行政改革の見直し(業務委託、指定管理者等)これは最初に言った3点目と同じです
? 「福祉安全」  同和問題(2点目と同じ)、国民保護計画(1点目と同じ)
高齢者福祉(来年からの介護保険改定に関して述べられていない)、障害者福祉(削減が続きよくなる保証が無い)
? 「教育経済」  生ゴミ(分別は進んできているようですが、減量化へ   
の施策が無い)、企業誘致(マイナス面の評価がない)
少人数学級(少人数教育の推進は触れられているが、クラスまで発展していない)、同和教育(やることばかりで、止める展望を持ってない)
? 「建設水道」  高塚山や開発問題(防災面からも業者に指導・規制を 
する段階にある)、都市デザイン(ポリシーが無く業者のやり放題、マスタープランも含め学校教育への取り組みを求めます)、ヨシ原(本当にやる気があるのなら、長良川河口堰の開門まで桑名市も検討すべきです)

以上が、「議案55号 桑名市総合計画後期基本計画の策定について」に反対する理由であります。

意見書の中の3点に注目

1、成果指標の設定は分かりやすい指標の導入を
2、企業誘致や宅地開発を行う場合は、周辺環境等に十分配慮
3、同和という文言を見直す時期が来ている

他に16件ほど意見を出したが、上記の3つは意見書に取り入れられた。

伊藤徳宇委員は反対すると思ったが。

次の4点を指摘して、賛成する。
他に討論も無く、承認される。
1、社会変化とともに、桑名市の将来像や目標を変えるべき
2、財政上の根拠が曖昧である
3、成果指標がええ加減
4、桑名市でやるのか、誰がやるのか、分担を明確に
これだけ言ったら、反対でも良いのではないでしょうか。

私は、最後に、この計画は定例会の常任委員会で3ヶ月ごとにチェックしていくことを提案しましたが、分かってくれた委員が何人いたのやら。

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