【17.12.05】 「即決」議案に対する反対討論（今日の前半が終わる）

毎年、この時期、「人事院勧告」関連の職員等の給与関係議案には悩まされる。

２０１７年１２月議会　「即決」議案に対する反対討論　　２０１７年１２月５日
日本共産党の星野公平です。
只今、議題となっています「議案１６１号　平成２９年度桑名市一般会計補正予算（第５号）」から「議案１６８号　桑名市職員給与条例等の一部改正について」の８議案に対して反対の討論をします。

【反対の理由】
１、 人事院勧告の内容について、充分な審査が行われていない事です。
時間は充分あります。行政と議会の責任で、臨時議会を開催するとか、少なくとも委員会付託して、市民のみなさんに見える化を行うべきです。

「議案１６７号　桑名市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」と
「議案１６８号　桑名市職員給与条例等の一部改正について」ですが、
市長説明によりますと、
「人事院勧告に基づき、指定職員の期末・勤勉手当の支給割合に準じている議員の期末手当支給割合を改正する」
「人事院勧告に基づき、職員の期末・勤勉手当の支給割合の変更、給料表の改正等、所要の改正を行う」という事です。
【反対の理由】
２、 人事院勧告の内容（給料０．１５％アップ、一時金０．０５−０．１ヶ月アップ）に市民の皆さんは納得されるのでしょうか。
安倍政権の経済政策の失敗で、一般の労働者の賃金は増えていません。桑名に住んでおられる方の賃金も同じだと思われます。
それと、議案１６８号は、桑名市職員給与条例等となっており、３つの条例を同時に改正するものなっています。市長説明にはありませんでしたが、「桑名市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部改正」と「桑名市一般職の任期付き職員の採用等に関する条例の一部改正」も含まれている事が議案タイトルではわかりません。分りやすくして頂きたいです。

議案１６１号　平成２９年度桑名市一般会計補正予算（第５号）
議案１６２号　平成２９年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算（第２号）
議案１６３号　平成２９年度桑名市介護保険事業特別会計補正予算（第２号）
議案１６４号　平成２９年度桑名市後期高齢者医療事業特別会計補正予算（第１号）
議案１６５号　平成２９年度桑名市水道事業会計補正予算（第２号）
議案１６６号　平成２９年度桑名市下水道事業会計補正予算（第１号）
市長説明によりますと、
「人事院勧告に基づき、月例給の引き上げや勤勉手当の支給割合の増などの為、必要額を計上」という事です。
【反対の理由】
３、 市長は先ほどの説明の中で、「厳しい財政状況の中、限られた財源で」と言われました。金がない、金がないと言いながら、職員給与等の為に１億５千万円を前年度繰越金からポンと出せるのです。今年の初めにも西別所北部地区区画整理事業の終結のためと言って賦課金１億数千万円を拠出しています。
桑名市にお金がない訳ではないのです。住民サービスをケチっているのです。
即決せずに、１月度に遡及で問題ないのではないでしょうか。年末の生活に困
る職員はいないと思います。