活動日誌−活動日誌
【17.11.23】 安倍政権の功績の一つは、「経済成長と幸福の実感は、全く別物である事を証明した事」
朝日新聞、金融情報面の「経済気象台」から
一昨日（１１月２１日）の朝日新聞、金融情報面の「経済気象台」からタイトル「経済成長と幸福感」
自民党が圧勝し、来春の日銀総裁人事で、黒田氏が続投するという見方が出ている。
安倍政権の継続と、これに連動する黒田総裁の続投で、「アベノミクス」に付き合わされるのかと思うと、げんなりするのは私だけだろうか。
日経平均は大きく上げ、上場企業の業績は好調だ。
安倍政権の功績の一つは、「経済成長と幸福の実感は、全く別物である事を証明した事」だろう。
池田政権の「所得倍増計画」や田中政権の「日本列島改造論」等によって、日本は１９８０年代には大変豊かな国になった。
現在サラリーマンの平均年収は４００万円強で、２０年前と比べて１割以上減った。そして、就業人口の４割を超える非正規労働者の平均年収は、わずか１７０万円程である。
内閣府が行った「国民生活選好度調査」によると、この約３０年、国民１人あたりのＧＤＰ（国内総生産）は漸増または横ばいだが、生活満足度は右肩下がりの傾向が続いている。
企業には内部留保が蓄積され、ほんの一握りの個人に富が集中している。
これは「成長」というキーワードで物事を進めたとしても、みんなが「幸福」になれる時代が、とっくに終わったことの証左ではあるまいか。
国や日銀がどんな政策を取ろうと、又企業がどんな戦略を打ち出して成長しても、その恩恵が多くの個人に及ばないというなら、それは悲劇のストーリーとしか思えない。（執筆者 山猫）
昨日（１１月２２日）の朝日新聞、金融情報面の「経済気象台」は、（執筆者 顕伸）が「黒田日銀総裁は留任を」と言っている。
理由は２点。�仝充造鮟淑�踏まえた経済・金融に関する理論的な理解、��国際的なヒューマンネットワークだそうです。
両論を堂々と載せているところが面白い。
