【17.10.31】 半田市立半田病院　津波や台風時に浸水が危惧される現在の移転候補地を断念して高台に変更

半田はりっぱです。桑名市では何故できなかったのか。利権に絡んだ問題と我が方の力不足。

１、半田病院移転、知事仲裁へ　「高台へ変更」を市長に提案　（中日新聞）
老朽化に伴う愛知県半田市立半田病院の移転先を巡り、市を二分する議論が続いている問題で、大村秀章・愛知県知事は仲裁に入ることを決めた。３０日の定例会見で、津波や台風時に浸水が危惧される現在の移転候補地を断念して高台に変更するよう、半田市の榊原純夫市長に求める仲裁案を示す。
半田病院は知多半島で唯一、県が、高度な救急医療を２４時間体制で求める「救命救急センター」を備えた災害拠点病院に指定している。これ以上の混乱は避けるべきだと判断した知事の仲裁で、移転計画は一気に進む可能性がある。
仲裁案は、候補地として半田運動公園（同市池田町）東側を具体的に挙げる。県は運動公園を、大規模災害時にドクターヘリや自衛隊ヘリで重症患者を搬送する拠点とする検討を始めており、半田病院が隣接すれば利点は多い。
半田病院は１９４９（昭和２４）年に同市銀座本町に開院し、８２（昭和５７）年に今の東洋町に移転。国が２０１２年度に公表した南海トラフ地震の被害予測で、一帯は「液状化の危険性が高い」とされた。老朽化に伴い、市は１５年度から移転構想の策定に着手。隣接する市職員駐車場を候補地とし、２２年度の開院を目指した。
半田病院の元医師で、津波発生時の避難対象地域である現候補地への移転に反対する浅野麻里奈氏は６月の市長選に出馬。移転構想が主な争点となり、榊原市長が三選を果たしたが、浅野氏は１０００票足らずの差まで迫った。
浅野氏を会長とする市民団体は１万人余の署名を集め、今月１９日、移転先を問う住民投票の実施を市長に直接請求した。
大村知事は６月の市長選で、建設スケジュールを優先し、現候補地への移転を訴えた榊原市長の支持を公言。ただ選挙結果も受け、高台移転など見直しを水面下で働き掛けていた。　

２、隣接地?高台?…市立半田病院移転問題 大村愛知県知事が運動公園の活用検討を市長に助言（東海テレビ10/30(月) 12:45配信）
愛知県の市立半田病院の移転先を巡り、市を二分する議論が続いていること受け、大村知事は市長に移転場所について半田運動公園などを検討するよう、助言したことを明らかにしました。
老朽化に伴う半田病院の移転をめぐっては榊原純夫市長が、病院に隣接する駐車場での建設計画を進める一方、地震による液状化や津波被害の予測があることから、高台への移転を求める声も強く上がっています。
大村知事は榊原市長に対し、半田運動公園などの活用を検討するよう助言したことを明らかにしました。
大村知事は理由について「感情的な対立やしこりが残り、市民のための救急病院の整備が逆に遠のいてしまうため」としています。

３、半田市長 市立病院の隣接地への移転計画断念 大村知事の「待った」で 愛知（東海テレビ　10/30(月) 19:14配信）
愛知県の市立半田病院を隣接する土地に建て替える計画。大村知事の「待った」で市長が断念です。
市立半田病院を巡っては、今年６月の市長選で榊原純夫市長が隣接する駐車場への建て替えを公約に再選しましたが、地震による液状化や津波被害の恐れから高台への移転を求める声も挙がっていました。
大村知事は選挙で榊原市長を支持しましたが、今月、高台移転を求める市民団体が住民投票を請求するなど対立が続いていることから、３０日、市長に「ほかの適地を検証すべき」との意見を伝えました。
また大村知事は、半田運動公園内の市有地が移転先に望ましいとの案も併せて示しました。
知事との会談後、榊原市長は隣接地での建て替えを断念すると表明し、来年３月までに移転先を決めたいとしています。

４、半田病院移転問題‥大村知事が再検討を提案（ＣＢＣテレビ10/30(月) 12:02配信）
液状化の恐れがある場所が移転の候補地となっている愛知県の市立半田病院を巡り、大村知事は半田市長に対し、移転先を再検討するよう求めました。
老朽化した半田病院を巡っては、半田市は近くの駐車場に移転・新築する計画ですが、液状化や津波による浸水の危険性が高く、高台への移転を掲げる医師ら市民グループが移転先を問う住民投票の実施を半田市長に直接請求しています。
「関係者一同、いったん立ち止まって、冷静になって考える時間が必要でないか。
第三の選択肢について榊原半田市長にアドバイスした」（大村　愛知県知事）
大村知事は、こうした対立で病院建設が遅れるのは得策ではないとして、半田市に早急に移転先を再検討するよう提案しました。
新たな候補地としては、大規模災害時の搬送拠点となる予定の「半田運動公園」の東側を挙げていて、３０日午後に県庁を訪れる榊原純夫・半田市長に直接説明するということです。