活動日誌−活動日誌
【15.07.15】 教育福祉委員会行政視察報告
７月１３日―１４日と、長岡京市（京都府）と奈良市（昨年に続いてですが、昨年のテーマは「音楽療法」でした。）を訪問してきました。
長岡京市（京都府）の認知症施策の８つの総合推進事業について紹介してもらう。
１、 認知症地域支援推進員の設置（平成２４年５月より）
精神系の病院に委託し、地域での日常生活・家族支援として、介護と医療の連携を強化
２、 認知症・介護予防講座（平成２４年度より）
同じ病院に委託し、年に数回数十人規模で実施（単発講座）
市民公開講座も
３、 認知症初期集中支援チーム（平成２５年度より）
社協（地域包括支援センター）に委託し、早期診断・早期対応に向けた支援体制を構築
４、 認知症対応型カフェ事業（平成２４年１１月より）
オレンジカフェ（医療機関型）、オレンジスペース（サロン型）、オレンジバスケット（出前型）の３種類。１回５名程度で、自己負担は無し。
５、 認知症サポーター養成
中学生にも拡大し、登録数累計３,２２６名（人口約７万人）
６、 認知症高齢者やすらぎ支援事業
認知症高齢者を対象に、やすらぎ支援員が居宅を訪問し、見守りや傾聴を行う
７、 認知症チェック「これって認知症？」「わたしも認知症？」（平成２７年２月より）
無料で「ものわすれ検診」を実施
京都府の補助金で、区切りの年の方にアンケート用紙（問診票）を渡して診療所で受診する
８、 おでかけあんしん見守り事業（徘徊ＳＯＳネットワークを平成２６年度より見直し）
行方不明になるおそれのある市民が安心して暮らせる地域づくりを目指す
事前登録制度
【感想】認知症施策について、桑名とさほど変わりませんでしたが、「ものわすれ検診」が特出していました。介護保険はずしの新総合事業は平成２９年度までにやればよいと言う事でのんびりしていました。１点に絞らず、介護保険全体についても論議したかった。
奈良市「学校施設の防災力強化プロジェクトについて」丁寧に８０分説明して頂く。
平成２４年度からの文科省の委託事業。予算は、平成２４年度１８０万円、平成２５年度３１０万円、平成２６年度５００万円（大半が仙台への視察費用）
１、 目的
南海トラフはよりも活断層（奈良盆地東縁）、防災意識が低い。地域連携、地域はコミュニティの指導、学校は早く再開を。中学生に出来ることは、防災リーダー、地域との関わり。
２、 組織 会議とワーキング
３、 概要
�� 心に火をつける
モデル校の選定、視察前のワーキング（地域コーディネ―タ―）、仙台の中学校の視察・交流、視察後のワーキング
�� 活動する
抜き打ち避難訓練、校内安全点検、防災対策、地域の行事への参加
�� 発表する
生徒総会、ポスターセッション
�� 成果
やる気と責任感、学校全体の取組みに発展、地域の防災意識の向上（防災伝道師、地域連携強化）、地域以外へも
【感想と疑問】先生方は大変だったと思う。準備などの時間が相当かかっているはずだ。防災のソフトの分野が良く分かった。文科省はこの事業の経験をどう生かすのか。
