活動日誌−活動日誌
【13.12.19】 恐ろしい事になってきた。軍事一辺倒で安全は守れないのに。
安倍政権が17日、閣議決定した「国家安全保障戦略」と新「防衛計画の大綱」、「中期防衛力整備計画」は、国家安全保障上の「強靭性」を高め、日米同盟を強化するとともに、「我が国の能力・役割の強化・拡大」をはかることを強調している。
「国家安全保障戦略」は、北朝鮮の軍事力の強化や中国の急速な台頭など、アジア太平洋の安全保障環境の変化を取り上げますが、問題を外交で解決する展望は打ち出そうとはしません。「積極的平和主義」の名前で掲げる「国家安全保障の目標」は、第1が日本の「抑止力」の強化であり第2が「日米同盟の強化」です。「外交努力」や「人的貢献」はあとまわしです。
「防衛計画の大綱」で持ち出した「統合機動防衛力の構築」は、陸海空3自衛隊を一体で機動的に運用し、日本の「離島防衛」はもとより、アメリカがイラクを侵略して始めた戦争のような場合にも、迅速に出動する態勢づくりです。「大綱」は陸海空自衛隊が「国際平和協力活動等を有効に実施」するとのべています。
「中期防衛力整備計画」では、アメリカから新型輸送機オスプレイ17機と水陸両用車52両を買うなど、5年間で24兆6700億円もの軍備増強を盛り込みました。あまりに異常な軍拡計画です。
大軍拡と軍事同盟強化の路線の根本からの転換が不可欠です。