活動日誌−活動日誌
【13.10.10】 反貧困全国キャラバン2013三重ー2
桑名市長に提出した「要請書」の全文を紹介します。
2013年 10月 3日
桑名市長
伊藤徳宇殿
反貧困全国キャラバン2013三重県実行委員会
実行委員長 南川久美子
要 請 書
謹啓 日頃の市政へのご尽力に敬意を表します。
さて、私たちは、昨年、格差と貧困の拡大を市民運動の力でくい止めようと、「反貧困全国キャラバン2012」を展開し、全国各地で、大きな反響を得ることができました。
その活動の一環として、私たちは県内9つの市に対して、貧困対策全般、生活保護行政等に関して計22項目にわたる要望を行い、各市よりご回答いただきました。各市それぞれが貧困と格差の解消に向け取り組んでいただいていることに感謝申し上げますとともに、今後もご尽力賜りますようお願い申し上げます。
もっとも、本年8月には生活保護費が減額されるなど格差と貧困を巡る社会情勢は厳しさを増しています。
そこで、私たちは、昨年に引き続き、本年も「反貧困全国キャラバン2013」を展開しています。「人間らしい生活と労働の保障を求めて、つながろう!」をスローガンに、昨年と同様、2台のキャラバンカーが全国47都道府県を巡り、格差と貧困の解消を訴えています。
格差と貧困の解消において、最後のセーフティネットである生活保護制度の果たす役割は極めて重要です。そして、生活保護制度がセーフティネットとして有効に機能するためには、それが周知徹底され、かつ、誰もが容易に利用できる環境を整えることが必須であると考えられます。
そうした環境を実現するため、私たちは、貴殿に対して、
1.生活保護制度について、広く市民に広報・周知すること。その方法として、最低限、市の広報誌・市のホームページで広報すること。広報に際しては、誰もが目にしやすい箇所に掲載するなど、周知徹底に向け工夫をすること。
2.誰もが容易に生活保護の申請ができるよう、住民票の申請書等と同じように、誰もが手に取れる場所に申請書を備え置くこと。申請書をホームページに掲載し、ダウンロードした申請書に書き込んで窓口に持参できるようにすること。
の2点を要望します。
貴殿におかれましては、上記要望にかかる現状の見直しを行うとともに、今後の生活保護制度の運用に反映されますよう要請いたします。
敬具