【10.04.06】 星野公平ニュースＮｏ．１１０発行
４つの提案 『医療崩壊』阻止 命守る要求を広げよう
病院・病棟閉鎖や救急体制の縮小、さらに身近な医院の廃院など、地域医療の崩壊が深刻になっています。あわせて、公的医療保険制度そのものの崩壊も重大です。国保税が払えない人からの保険証取り上げ（短期証や資格証明書の発行）、「派遣切り」などによる無保険、そして３割負担などの重い窓口負担が原因で、受診が遅れて死亡した事例が昨年だけで少なくとも４３件発生しました。医療を提供する体制も、医療保険制度も、危機打開の緊急対策が求められています。
一つは、後期高齢者医療制度の速やかな撤廃です。
新政権は廃止を先送りし、保険料の値上げを防ぐ手だても取らず、二重の公約違反で高齢者に痛みを押し付けています。それどころか、新しい高齢者医療制度として６５歳以上の高齢者を国民健康保険に集めて「別勘定」の制度をつくろうと、“うば捨て制度”の拡大すら検討しています。
二つは、高すぎる医療費の窓口負担の引き下げです。
現役世代は３割、高齢者は１割から３割という重い窓口負担が、命すら脅かす受診抑制を引き起こしています。この問題では日本医師会も昨年１０月の提言で、欧州では無料や低額が一般的だとして患者負担の引き下げを求めています。
三つは、高すぎる国保税の引き下げです。
民主党は、政権を取ったら９千億円投入して国保財政を立て直すと言っていましたが、実際に予算化したのは４０億円だけでした。日本共産党が提案しているように４千億円あれば緊急に１人１万円の引き下げも可能です。
四つは、診療報酬の抜本的な引き上げです。
民主党は、医療崩壊を食い止めるためＯＥＣＤ（経済協力開発機構）並みの医療費確保を言いましたが、診療報酬引き上げも０・０３％と実質ゼロ回答で、医師会などから抗議と失望の声が上がっています。
国民の命、健康を守り、医療制度を立て直す緊急の取り組みに、経済の危機打開とも重ねて、いっそう力を尽くします。
（４月１日しんぶん赤旗主張より要約）
おかしな市役所の態度
障害者へのタクシー券、ガソリン代助成を元に戻します
今年度から、障害者へのタクシー券（３６枚から２４枚へ）、ガソリン代（月２０００円から１５００円へ）の助成等を減額する予算を組んでいたものを急遽元に戻すという情報が入った。財務担当者に確認すると要領を得ない返事。総務部長もはっきりしない。当の障害福祉課だけは、きっぱりと元に戻し今までどおりに支給するという。福祉安全委員会で予算案を否決（障害者等の予算減額や東部子育て支援拠点施設の建設問題、多度の温泉施設関連で）し、３人の議員が本会議で修正案を出し、本会議では賛成少数で（共産党は賛成）否決されました。 い結果は良い方向に動いたわけですが、単純には喜べません。当局からは正式な発表はなく、議会軽視に繋がります。
おむつ代の減額に不満の声も出ています。
桑名市役所の中で何が起こっているのか
何かあれば調査するという市長の後ろ向きな姿勢が問題
�機⊃綟傘�職事件は、弁護士による調査の結果が出て、進展が見られそうですが、今週中に処分を出して幕引きになる可能性もあります。調査結果を聞いて益々疑問が大きくなってきました。次の３点の解明が特に必要と思われます。
�� 市の問題であるのに、民間の家への漏水事故にどうして水道業者が市に代わって賠償金を払ったのか。市と業者との関係はどうなっているのか。
��架空の給水管修繕工事で裏金作りに関わったのは本当に２人だけなのか。
�１�職事件となった工事代金の水増し請求の指示は上司らの独断だったのか。
なお、他の問題点（入札等）も調査をしていくことが重要な課題です。
�供�元環境政策課長の詐欺事件（市の指名業者から現金４０００万円を詐取）は、起訴されるとともに、他にも詐取容疑があり再逮捕されました。しかし、愛知県警は環境部関係の多くの入札関係を含む書類を押収しており、新火葬場建設関係の疑惑の解明に進む可能性もあります。市は水道汚職事件と同じように早急の処分で、事件を発展させずに、幕引きを図ろうとしているようです。
�掘⊇斬霄蠹�不正受給で職員を減給処分にしたと新聞報道されました。良識あると思われる職員が４年にわたって１０５万円不正受給をし、全額返済したからといって、１ヶ月間１０％の減給の懲戒処分は重いのか軽いのか、規程はどうなっているのか議論のいるところではないでしょうか。
桑名でワンストップサービスを実施
４月１７日（土）
桑名市役所内の大会議室で
午前は学習会 花園大学吉永先生の講演とハローワークからの説明
午後は相談会 生活保護、雇用･労働問題、多重債務、住宅問題や健康問題まで幅広い相談を受け付けます。
主催 生活保護問題対策全国会議他
共催 桑名市（保健福祉部）他
協力 桑員社保協
【雑感】
「葬式は、要らない」（島田裕巳著、幻冬舎新書）という本がベストセラーになっているそうです。早速買い求め読んでみました。日本の費用は２３１万円で世界最高だそうです。仏教の歴史や戒名・檀家の問題にも触れており、自分式の葬式を考える人に是非一読をお勧めしたいと思いました。（新火葬場建設に関連して）
昨日の朝日新聞の記事を張り付け
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001004050001