【09.12.03】 星野公平ニュースＮｏ．１０２発行
「事業仕分け」３つの問題点
２７日に終了した、２０１０年度の予算概算要求の圧縮を目的とする鳩山政権の「事業仕分け」は、税金のムダ遣いをなくすことを望む国民の関心を集めました。しかしながら、果たして期待に応える事が出来るものだったのでしょうか。「事業仕分け」については、３つの問題点が指摘されています。
第一は、「本当に削られるべきムダ遣いが温存されている」という問題です。 大型公共事業では「スーパー中枢港湾」や東京外郭環状道路など、５兆円規模の軍事費、高速道路無料化予算、憲法違反の政党助成金３２０億円等々。
第二は、「削ってはならない暮らしにかかわる大事なものが乱暴な形で切られようとしている」ことです。医療や保育などとともに、科学・技術の基礎研究にかかわるものです。９大学（東大はじめ国立・私立）の学長が科学技術の研究は“短期的な効率主義”でみるべきではないとそろって批判しています。
第三は、仕分け人のなかに小泉「構造改革」を推進し、貧困と格差を広げてきた新自由主義の人たちが含まれていることです。やり方も時間を区切り、乱暴なものでした。
ムダ遣いにメスが入ったものもありますが、いろんな問題を含んでおります。適切な方向への是正を求めていく事が必要ではないでしょうか。
１１月２６日（木）臨時市議会で、下記の３議案が可決。
� ｜亙�行政独立法人「桑名市民病院」の中期計画の専決処分の承認
�◆ゝ聴�報酬の期末手当減額
�� 職員の給与・期末手当の減額
日本共産党桑名市議団は、� ，砲弔い討蓮∪豬莉菠�を行った事（議会のチェック機能が果たせなくなる）、５年での黒字化の具体的な対策での保証はなく、人員削減、人件費抑制、更には必然的にサービスの低下がもたらされる点を、�� については、公務員の給料引下げは日本経済を更なる負の悪循環に陥らせる（賃金低下→内需減少→国内精算減→雇用減少）点を指摘し反対しました。
２００９年１２月定例議会 スケジュール
１２月 ８日（火）〜 ９日（水） 午前１０時 本会議開会、
上程議案説明、役員改選
１２月１５日（火）〜１８日（金） 本会議、議案質疑・一般質問
１２月２１日（月）〜２２日（火） 常任委員会開催
１２月２５日（金） 午後１時 本会議、委員長報告、討論・議決、閉会
１２月定例議会に提出された議案は、一般会計を含む補正予算６議案、条例の一部改正４議案、条例の制定１議案（下水道事業に地方公営企業法の一部適用）、北勢公設地方卸売市場解散関係と無償貸付３議案、財産取得３議案（教育用・業務用パソコン等購入）、指定管理者の指定（城東地区複合施設）１議案、議決事項の変更１議案の計１９議案です。一般会計の補正は、民生費で扶助費や障害者医療費などの増で１５８百万円、市税過誤納還付金１１２百万円、駅西土地区画整理事業での移転費１００百万円、新型インフル接種助成費に８１百万円などです。
生活保護研修会(１０時〜１２時)と生活保護相談会(１時〜４時)
日時 １２月１２日（土） 午前１０時から午後４時まで
研修会 基礎から学ぶ生活保護法(花園大吉永教授)、支援の現場(森弘典弁護士)
場所 桑名市役所 ５階 中会議室 （相談は午後１時から受付）
主催 「生活保護問題対策全国会議」＆「東海生活保護利用支援ネットワーク」
共催 桑名市保健福祉部(２４−１１６９) 協力 桑員社会保障推進協議会
また賑わす「水谷建設」
胆沢(胆沢)ダム下請け受注の水谷建設 「小沢・民主党幹事長側に１億円」
「水谷建設元会長」水谷功受刑者は、政商として知られ、重機土木大手水谷建設（本社、桑名市）の政界担当として永田町や裏社会で広い人脈を持っていました。胆沢ダム下請け受注をめぐり、２００４年から０５年にかけて、小沢氏側に５０００万円を２回、計１億円提供したといわれています。胆沢ダムは、小沢氏の地元・岩手県奥州市で国が建設中の国内最大級のロックフィルダムです。「堤体盛立工事」は鹿島建設ＪＶ、「原石山材料採取工事」は大成建設ＪＶが受注し、水谷建設はこの２工事で下請け工事を受注しました。小沢氏側への資金提供は入札の後に行われました。しかし、民主党岩手県の支部や陸山会の収支報告には水谷建設からの１億円の献金の記載は無く、政治資金規正法違反の疑いがあがっています。水谷建設は何故小沢氏側に資金提供する必要があったのでしょうか。普通下請け工事をとるためには、元請けゼネコンに営業をかけますが、胆沢ダムでは、小沢事務所の影響力が強かったようで、そのために、じゃまされないように小沢事務所へ挨拶に行くようになったようです。小沢氏の秘書からは来るのが遅いと言われ、資金提供はその結果行われたということです。
独り言 （ビラ配り小僧 ― 配布出来なくなるのか）
私の趣味・得意な事は、チラシの全戸配布です。毎回、星野公平ニュースを１２００枚から最高で３０００枚全戸配布しています。私の思いを、全く知らない人に知ってもらいたいからです。もちろん日本共産党への理解を深めて欲しいと思っています。ところが、３０日の夕刊を見て許せません。政党ビラの配布の有罪が確定したのです。これは表現の自由に対して萎縮させる働きがあります。
多度、長島で問題になっている事。
旧多度町では、児童数の減少で小学校の統合へ具体的日程が上がってきました。
平成２３年４月、小規模校の東・南・西小学校が南小学校に再編しようとしています。更に小山台の開発動向に合わせて、１−２校に統合して行くとか。住民の皆さんの意見は分かりませんが、子どもたちの学習環境を悪くしてはなりません。
旧長島町では、情緒障害児短期治療（情短）施設の建設が進んでいます。
住民へのはっきりとした説明もないままに、建物だけは出来上がっていきます。いったい誰が計画しているのだろうか。市議会と県及び市の話し合いの中に、経営主体である社会福祉法人「アパティア」の姿が見えません。情短施設の必要性では同じ思いでありますが、建設に対して箱物だけが先行し、近隣の住民にはどのような物が出来るのか分かりません。県と市も教員問題などで対立しています。
情短施設とは：いじめや虐待で情緒不安定になり、不登校や家庭での反抗などを繰り返す小中学生が治療しながら学べる施設。全国で３３施設。県内では初。
水道汚職事件その後（桑名市発注の今年度の配水管布設替工事）
架空工事があったとして加重収賄罪で起訴、今度は昨年度の事でも収賄容疑で再逮捕。しかし未だに贈賄側は公表されず、他にも容疑があるのではないか、他にも同じ様な事をしている人がいるのではと言う市民の疑問には答えていません。
第２回「不祥事防止対策検討会」が行われ、傍聴に行きました。第１回の意見概要は、この事件の原因として、�／Π�の公務員倫理の欠如、モラルの問題��工事執行のシステム上の問題（指名入札や検査体制）�Ａ反ァ�人事の問題（同じ部署に長く在籍等）�た�場風土（風通し）を確認し、具体的対策として公務員としての倫理研修などの意見が出されました。「検討会」の雰囲気は、委員長に覇気がなく、副委員長は無言のままです。これでいい対策が打てるのか不安になりました。対策案が出来た時点で、パブリックコメントを行うと公言していますが、早い段階から第三者の意見を聴き、対策に取り入れるべきではと感じました。
急きょ、建設水道委員会が開かれ、当局が挙げた �／Π�の倫理観 ��同一部署に長期在籍 �９�事のチェック体制 �て�札方法の４項目について委員会の意見をつけて議長に申し送りました。（１２月より委員会のメンバーが変わるため）