【09.11.13】 水道汚職で申入れ

本当に知らなかったのか、市民の納得できる調査・対策を

今朝、下記の内容の申入れを、山下副市長に説明をして、手渡ししました。

桑名市長 水谷 元 殿
2009年11月13日
日本共産党桑名市議団 
星野公平、石田正子、児玉悦子

今回の「水道汚職事件」に関する申し入れ

 「綱紀粛正」とは具体的にどのようなことを考えておられるのですか。
 今回の水道部の事件は、かねてから市民の間で噂があった事実であります。今年の9月定例議会の建設水道常任委員会でも指摘しました。その意味で、事業管理者の言う「逮捕は寝耳に水」は本心とは思われません。常任委員会に出席していた人の発言とは思われません。怠慢ではないでしょうか。
 今回の事件の問題はどこにあるのか。水道部がすべて指名「競争」入札をしているのと、業者の「組合」の存在を認めているところにあると思われます。「組合」の問題は市として言及できないかもしれませんが、指名「競争」入札制度を推進していることは、自ら談合を推進していることと同じであり、職員と業者の癒着をあんに認めていることです。「指名」に競争性がありません。先の常任委員会での事業管理者の答弁は、高率での落札(談合)を容認する発言です。
 発注後の設計変更による増額も問題です。何百万円もの増額を一主査の権限で本当に出来るのか。今後は、予算申請時(予算案の段階で)に工事ごとの金額を議会に示す必要があるのではないでしょうか。工事担当者も常時公表し複数性にすべきではないでしょうか。以上事実の究明を至急お願いします。
 発表になった「不祥事防止対策検討会」は山下副市長が委員長で役所内の部課長10名程度で組織するそうですが、内輪だけの委員で事実が究明され対策が取れると考えておられるのでしょうのか。市民の代表(例えば市会議員)を同数入れた委員会が必要ではないでしょうか。また、16日に最初の会議を開くという事ですが、非公開では市民から信頼・納得を得られません。会議は全面公開し、職員でない外部の市民を入れた委員会にすべきです。
 当然のことですが、内部の職場環境を正すとともに、業者への社会的指導も必要です。入札制度についても、この事件関連だけでなく市の総てにわたり(他の事業に関しても談合の噂は絶えません)原点に立ち返っての再考が必要です。
 
以上、他項目にわたって指摘させてもらいましたが、すべてに対して文書での回答を求めます。
(以上)

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