【09.11.10】 桑名市職員逮捕される

氷山の一角では、下は上を見て仕事する

本日の毎日新聞朝刊より、

収賄:容疑の桑名市主査を逮捕…工事入札で便宜 三重県警
 水道工事の指名競争入札で予定価格を教えるなどした見返りに業者から現金を受け取ったとして、三重県警捜査2課は9日、同県桑名市水道施設課給水係主査、水谷秀樹容疑者(46)=同市小貝須=を収賄容疑で逮捕した。容疑を認めているという。捜査2課は、業者側も贈賄容疑で追及している。
 容疑は、市内の水道工事会社の事務所で今年7月下旬、市が今年度発注した水道管工事の入札で便宜を図ったことへの謝礼と知りながら、同社の代表取締役から現金数十万円を受け取ったとされる。
 捜査2課の調べでは、水谷容疑者は指名競争入札の指名業者を選定する実質的な権限があり、この会社を指名業者に入れたり、工事の設計予定価格を教えるなどしていた。同社は水道管工事2件を計約3000万円で受注したという。水谷容疑者は1982年、市職員に採用され、04年から水道施設課主査。【福泉亮、岡大介】
 ◇事業管理者が謝罪
 9日夜、桑名市の斎藤隆司・水道事業管理者が市役所で会見し、「市民の皆さんに心からおわび申し上げます」と陳謝した。だが事件については「逮捕の連絡を受けたばかり。一切分かりません」と繰り返した。斎藤管理者らによると、水谷容疑者は82年の市職員採用後は水道部一筋。現在は水道敷設工事の設計と工事監督を担当し、数百万円から数千万円の工事を年間数件担当していた。【沢木繁夫】

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