【09.09.14】 質疑4、「下水道料金の値上げ」の答弁
反対の世論を、15日の建設水道委員会で決定する
本会議での総括質疑から
4、議案94号 桑名市下水道条例の一部改正について
6月議会でも一般質問でお聞きしました。これは、下水道料金を15%値上げする議案です。収入が減る中(特に先日名古屋市職員―桑名市にもたくさん住んでおられるとおもいますーの給与の大幅ダウンが答申されました。)、住民に更なる負担を強いるもので許されません。下水道料金には重い負担感があります。その中での値上げです。市の財政状況が大変なのは分かりますが、今値上げをする時では無いのではありません。値上げするなら市長自ら市民の前で説明すべきと考えますが如何ですか。「平成12年から改定していないとか経営の健全化を図るために、応分の負担をお願いする」では市民への説明になりません。
【質問】
下水道事業の経営の健全化を図り、下水道サービスの提供を円滑に進める
とありますが、値上げする理由を何故15%も上げるのか数値で説明してください。
【答弁】
◎市の集中改革プラン、下水道事業特別会計健全化計画に基づき、整備事業の見直しや維持管理の効率化などによるコストの縮減、水洗化率、収納率の向上や使用料の改定による収入の確保、組織及び体制の見直しや公営企業会計への移行による失効体制の充実など、下水道事業の経営の健全化に取組んでいる。
これにより、将来にわたり持続可能な安定的な経営を維持し、適切な施設の維持管理、下水道の整備されていない地域への計画的で円滑な供給が出来る。
◎15%値上げする理由。現在、(汚水処理費)1㎥の汚水をきれいにするために必要な経費は216円です。使用料単価は現行134円です。汚水処理に要する費用は、全て下水道使用料で賄うのが原則です。現在の下水道使用料で賄う回収率は、62%で、不足分は下水道債や一般会計繰入金などで充当しています。経費回収率を100%とすると、使用料単価は216円で61%になり、市民生活への影響が大きくなる。今回は、下水道事業健全化計画に伴う国が示している使用料単価150円を勘案し、使用料回収率70%、使用料単価154円の改定率15%でお願いする。
【質問】
昨日の南澤議員の答弁で、未接続がもたらす使用量の減収に対して、金額を把握できないという答弁でした。15%近くが未接続であり、これが接続されれば単純15%の増収となり値上げしなくて済むのではないでしょうか。接続しない理由も伺いましたがここにこそ「地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業」を適用し、市民に助成すれば、市内の下水道業者にも多くの仕事が回っていくのではないでしょうか。
緊急雇用対策も打っています。職員の方もやる気だそうです。結果を待って再検討してはどうでしょうか。
【答弁】
なし。