【09.09.09】 ９月議会総括質疑を行いました
おはようございます。 日本共産党の星野公平です。
新しい政権が誕生しようとしています。
私たちが要求してきた、ルールある社会を作るための労働者派遣法の改正、後期高齢者医療制度の廃止、障害者自立支援法の応益負担の廃止、生活保護母子加算の復活、高校授業料の無償化、給付制奨学金の創設など実現の可能性が生まれてきました。
最近、市役所の南玄関の入り口に「非核平和都市宣言」のパネルが、市民のみなさんの要望で掲げられました。核兵器に反対し、憲法９条を守り、戦争のない・戦争に加担しない平和な日本・世界をつくる一翼も担いたいと思います。
日本共産党議員団を代表して、上程になっている１９議案中、５議案について質問します。先の議員の質問と重複するところは省略させてもらいますが、答弁で納得できないところは再質問の形で質問しますので、答弁予定の理事者はよろしくお願いします。
１、議案８６号 平成２１年度桑名市一般会計補正予算（第５号）
７月の臨時議会で「地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業」と「ふるさと雇用再生特別交付金、緊急雇用創出事業」について基本的なところを質問しました。
（１） 地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業について
� ．僖愁灰鷙愼�について、指名競争入札という答弁がありました。９月議会の初日の契約関係の質疑でもありましたように、「議会の調査委員会」の入札制度の改善の提案が受け入れられていません。また、１社の総取りになると、地域活性化・経済危機対策の主旨には合わないのではないでしょうか。
�� 他の市町では「住宅リフォーム助成」、「後期高齢者医療制度の窓口負担分を全額助成し無料化」したところもあるようです。事例集にこだわらず広く検討されたのでしょうか。ほかの施策（あとで話しますが下水道設置助成など）はなかったのですか。
（２） ふるさと雇用、緊急雇用
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（３） 美し国おこし・三重推進事業費
私はこの事業について６月議会で質問しました。答弁では、「住民の自発的な地域づくりの活動を総合的に支援していく。」「多様な主体からなる県の実行委員会が様々な支援を行う。」でした。
県から相応の予算配分があるという答弁がありましたが、県の事業なのに今回市は財政的支援をしますが、今後もしていくのでしょうか。
２、議案９０号 平成２１年桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について
「決算」議案は、詳細について特別委員会で審議されますが、数点質問します。
（１） 一般会計は、家庭の収支でいくと赤字ではないか
＊ 国も同様ですが、市の会計は、借金である市債発行３，５７０百万円が税収や交付金と同じ収入にしているため、決算書での収支の黒字は１，２８２百万円となっています。私たちの家計で言うなら実質差し引き２，２８８百万円の赤字というのが正しい見方ではありませんか。この単純な考えに対してどう思われますか。
（２） 新しい指標（４つの健全化判断比率）について、
＊ 昨年より、新しい指標「４つの健全化判断比率」（実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質交債費比率、将来負担比率）が出てきましたが、これは算出の仕方がむずかしく、一口で市民の皆さんに説明することができますか。
＊ 実質交債費比率、将来負担比率が基準より低いとどの様な意味がありますか。一昨年からの改善は、特定財源の増加、財政調整基金の増加と答弁がありました。他には原因はありませんか。
次の（３）−（６）は［決算成果報告書］より伺います。
（３） 税の徴収について
＊ 昨年６月での市税滞納者数は１４，４３３人と言う事ですが、実に多くの方が納税で悩まされている訳です。この人数に対してどう思われますか。
＊ 滞納整理支援システムの内容と財産調査、財産差押えの現状を報告ください。
＊ 三重整理回収機構への移管の５つの基準（�々盂杪敘室圻⊂�額分納で滞納額累増��催告に応じない�ず盪左⇒�が複雑�セ坡綾撒鐚圈砲六任辰討い泙垢�、基本的な姿勢を伺います。
（４） 福祉はどうだったのか、
�� 生活保護扶助
今年になってからの餓死事件、孤独死事件によって、多くの対応策を考えられたようです。すでにケースワーカーの増員は決められているようですが、早急に増やして下さい。
＊ 昨年度、専門職としてのケースワーカーの資質の向上はどうされてきましたか。
＊ 査察指導員はどうなっていますか。
＊ あらゆるやり取りは記録に残し、事件や事故があったとき、事実がわかるような情報の公開性はおこなわれていますか。
＊ 就労援助、住むところの紹介などはどんな状況ですか。実施しておられま
すか。
＊ 地域福祉の観点から、地域福祉の「市民会議」との連携は考えられませんか。
�� 健康教育指導事業
＊ 特定保健指導した人数は何人ですか。民間の進出状況は把握されていますか。
＊ 各種健診事業費が一昨年に比べて１９３百万円の減になっていますが原因は把握されていますか。
（５） 駅西土地区画整理事業 �ヾ甲禄�費等業務事業 ��土地区画整備事業
８月「広報くわな」に駅西土地区画整理事業が特集されました。自分が長年住んでいた土地の上に公道が引かれた住民の方の思いはどんな物でしょうか。
＊ 仮換地指定に関して地区住民の合意を得ているのか
＊ 仮換地供覧数と拒否されている人の数は
＊ 不服審査を出された件数と内容
＊ 建物補償が個別に進んでいるようですが、具体的な建物補償について
答弁ください。
（６） 教育は良くなったのか
教育委員会のみなさんには、少ない予算や細切れの予算で頑張っておられ感謝しております。
�� 学力向上・生徒指導充実事業について、具体的な内容と効果
そして、どんな先生（年齢、給与ほか）が指導しているのか答弁ください
�� 公民館関連
昨年度の公民館活動について特徴的な所を報告ください。
利用料の減免状況はどうなっていますか。
�� 学校給食管理運営事業（旧桑名市）
各学校での自校方式・直営を私達は希望していますが、
小学校 業務委託の状況、栄養士の配置状況
中学校 現行方式（コンビニ弁当）の状況、食育はどの様に行われているのか
決算の最後ですが、
（７）国民健康保険特別会計について
実質収支額３億４千万円の黒字となっています。これは国からの過払いで、返さなければならないということですが、金額はいくらになるのでしょうか。市民は高い国保税に苦しんでいます。国保税も住民税と同様に、前年度所得に賦課されるために、高すぎて払えない人が増えてきております。国保税の値下げや減免制度の拡大、窓口負担の軽減を考えられませんか。
３、議案９３号 桑名市男女共同参画推進条例の制定について
（１）条例は議決事項であるのにその元となる基本計画が、議決事項でないのは整合性がないのではないでしょうか。
関連して昨日の南澤議員の条例制定の手順についてまともに答えてください。
この条例を制定する目的は何処にあるのでしょうか。はたして基本法に沿っているのでしょうか。
（２）パブリックコメントでは、５人の方から意見が寄せられていますが、協議会の考え、返答をみると、主旨を理解してない点もあるようです。
条例案を再度市民の皆さんに提示し、住民説明会を実施し、もっと時間をかけ討論をしてから制定してはいかがでしょうか。
（３）文言（言葉の定義）の問題等
＊ 理念を目標と変えているが、理念と目標では意味が違うのではないですか。
＊ セクハラについて、被害者本人が不快感を持つという主観が条件に入っていない
＊ ＤＶについて、何故男女に限定するのか。（親子も含めての家庭内暴力では）
＊ 責務がどうして役割になるのか。（どうして市民に役割を振るのか）
その他
＊ 施策の実施には、現状を具体的な指標で表し、成果を見ていくべきではないでしょうか。
＊ 相談窓口に具体的表示がなく、行政側のやる気が見えてこない。
＊ 審議会の設置等、内容は条例で明確にすべきではないでしょうか。
沢山ありますが、漏れの無いように答弁お願いします。
４、議案９４号 桑名市下水道条例の一部改正について
＊６月議会でも一般質問でお聞きしました。
これは、下水道料金を１５％値上げする議案です。収入が減る中（特に先日名古屋市職員―桑名市にもたくさん住んでおられるとおもいますーの給与の大幅ダウンが答申されました。）、住民に更なる負担を強いるもので許されません。下水道料金には重い負担感があります。その中での値上げです。市の財政状況が大変なのは分かりますが、今値上げをする時では無いのではありません。値上げするなら市長自ら市民の前で説明すべきと考えますが如何ですか。「平成１２年から改定していないとか経営の健全化を図るために、応分の負担をお願いする」では市民への説明になりません。
＊下水道事業の経営の健全化を図り、下水道サービスの提供を円滑に進めるとありますが、値上げする理由を何故１５％も上げるのか数値で説明してください。
＊昨日の南澤議員の答弁で、未接続がもたらす使用量の減収に対して、金額を把握できないという答弁でした。１５％近くが未接続であり、これが接続されれば単純１５％の増収となり値上げしなくて済むのではないでしょうか。接続しない理由も伺いましたがここにこそ「地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業」を適用し、市民に助成すれば、市内の下水道業者にも多くの仕事が回っていくのではないでしょうか。
緊急雇用対策も打っています。職員の方もやる気だそうです。結果を待って再検討してはどうでしょうか。
５、議案１０８号 地方独立行政法人桑名市民病院が達成すべき業務運営に関する目標を定めることについて
とうとう１０月１日より市民病院の職員の皆さんは公務員でなくなり、地方独立行政法人桑名市民病院の職員になります。この議案は、この病院の４年半の目標を決めようとするものです。地方独立行政法人という形態には問題があるりますが、市民のためにより良い病院にしていくために質問します。
新しい病院は如何にあるべきなのか。すでに市民からは１つですがパブリックコメントが出され、評価委員会でも検討されましたが、以下の４点について質問します。
（１） 健診部門の充実は。
（２） 自律性、機動性及び透明性の高い業務運営とは。
（３） 職員個々の業績や能力をより反映した人事管理（人事評価）及び給与制度の導入とは。
（４） 中期目標の期間中に経常収支比率１００％以上達成、５年目に単独黒字化は、可能なのか。昨日の答弁にもありましたが、その時の人件費の比率をどれくらいに計算していますか。
以上です。分かっている事の繰り返しはやめ、簡潔な答弁をお願いします。